2013.01.21 [ 南信州の観光・自然・花 ]
南信州の氷瀑「壬生沢不動滝」
高森町の「不動滝」を紹介しましたが、天竜川の対岸の豊丘村には「壬生沢不動滝」があります。高森町の不動滝を見たその足で、壬生沢不動滝を訪れてみました。
県道伊那生田飯田線から村道壬生沢線を1.5kmほど登ると、道路の右脇に「名勝 不動滝入口」の青い看板があります。道路脇のちょっとしたスペースに車を止め、看板の脇の遊歩道を下りていきます。最初の下りは少し急ですが、滝までの道に雪はなく安心して歩くことができます。
歩くこと5分あまり、竹林を抜けた先に「壬生沢不動滝」はひっそりとありました。
狭い落ち口を左から右へ吹き出すように流れる滝は、放物線を描きながら均一に広がり落ち、その形はベールのようです。シャワー状に落ちる水の音は穏やかで、不動滝という名前にしては繊細な印象を受けます。滝の高さは10mほどでしょうか、それほど大きくはありませんが、日本庭園のような風情を感じさせてくれる秀麗な滝です。結氷はあまり進んでおらず、まだこれからが楽しみです。
滝の傍らにある不動明王を祀る社にはお供え物もあり、信仰の対象として今も大切にされている様子が伺えます。
近くには、幕末に活躍し「勤王の母」と呼ばれた豊丘村の偉人、松尾多勢子の歌碑もありました。
<地域政策課 YKK>
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