2018.07.13 [ 飯田合庁だより ]
今年も良いお茶ができました! 第45回長野県茶の共進会
南信州農業改良普及センターの「いっちゃん」です。
第45回長野県茶の共進会(審査後に一般公開する品評会)が、長野県茶振興協議会(事務局:長野県南信州地域振興局農政課、構成機関・団体:飯田市、阿南町、天龍村、泰阜村、南木曽町、JA長野中央会、JAみなみ信州、JA木曽、中井侍茶生産者組合、名古山茶生産者組合)の主催により、6月22日(金)に木曽郡南木曽町の「南木曽会館」で開催されました。
一昨年まで、長野県南信農業試験場(下伊那郡高森町)で開催してきましたが、昨年から茶の主産地持ちまわりで開催することとしました。本年は、4市町村(飯田市、阿南町、天龍村、南木曽町)から普通煎茶の荒茶34点の出品がありました。
今年は、春から気温が高めだったため、お茶つみは例年より5日早く始まりました。冬の低温による枝枯れや4月の低温等による芽枯れにより、採れるお茶の量は減ったものの、農家の管理により例年並みの品質を確保することができました。
元静岡県茶業試験場富士分場長をはじめ、長野県茶商業協同組合理事長ら外部審査員と県農政部職員が厳正かつ公正に審査を行った結果、柿下忠雄さん(下伊那郡天龍村)が知事賞を受賞され、1等賞から特別賞まで11名の方が入賞されました。受賞者の皆様大変おめでとうございました。
審査の様子(沸騰後5分たったお湯を注ぎ、5分間抽出)
審査は、荒茶の外観(形状・色沢)と品質(香気・水色・滋味)の2つの基準により実施しました。
知事賞受賞の茶(天龍村 柿下忠雄さん)
担い手の高齢化等により、茶葉の生産量は年々減少傾向にありますが、付加価値の向上に向けた取り組みが始まっています。当地域は寒暖差が大きいことから、中山間地特有の「品と香りを持ち合わせている」との評価もあり、今後も引き続き地域全体で良質な茶葉の生産を進めていきます。
南信州のお茶はAコープのほか、飯田市では上村・南信濃のJA支所・事業所及び直売所、天龍村ではJA事業所、天龍農林業公社及び龍泉閣売店などでお買い求めいただけます。
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