2018.05.09 [ 飯田合庁だより ]
「竹取再生」講演会&事業説明会を開催しました
林務課のKです。
去る4月25日に南信消費生活センターにおいて「竹取再生」講演会及び事業説明会を開催しました。
この講演会を企画した背景には、プラスチックの普及による竹利用の減少や、安価な中国産タケノコの流通量増加などのの影響により、放置竹林が増えて問題となっていることから、竹林所有者の皆さんに問題意識を持っていただくとともに整備意欲を高めていただくこと、そして地域住民の皆さんによる自主的活動を促す狙いがあります。
講演では天竜川鵞流峡復活プロジェクト代表の曽根原宗夫さんから、「放置竹林を地域のお宝へ 環境と環境と地域作り」と題し、興味深いお話しをしていただきました。
放置竹林の繁茂とゴミの不法投棄に悩まされていた天竜舟下りの名所「鵞流峡」を復活させようと、舟下り会社と地元自治会が連携して地域住民の参画を得て放置竹林の整備へ取り組んだことや、竹林整備のみならず竹を資源として活かすべく「竹灯ろう」やいかだを作ったり、タケノコやメンマを地元農産加工所と連携して販売する取り組みも紹介されました。
曽根原さんが、「ここまで続けてこれたのも、楽しんでやっているから」と、強調されたのが印象的でした。
講演後は竹林整備活動を行うに際して活用できる補助制度や技術指導の相談窓口等について説明会を行いました。
この講演&説明会には約50名の参加があり、また、開催後の報道を見られた住民の方から問い合わせや資料請求があり、改めて放置竹林の問題に対する関心の高さがうかがえました。
「竹取再生」に取り組みたい方、まずは林務課にお問い合わせください。
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南信州地域振興局 総務管理課
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