南信州お散歩日和 南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

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「長野県民手話講座」に参加しました!

今まで理解しているつもりでも、それは表面的な理解で、深い部分まで理解できていなかったことに気付きました。

 

ひと言に「聞こえない」というと、その瞬間の音が聞こえないということは分かりますが、実は聴覚障がいの方にとっては、その瞬間だけのことではないのです。その方の障がいによりますが、例えば生まれつき音が聞こえない方ですと、そもそも音や音声を知らないので、コミュニケーションに大きなハードルが生じます。

 

聞こえる人は耳で聞いて自然に日本語を身につけますが、聴覚に障害のある方はそれができないために、日本語の理解や文章を書くことが苦手な方もいらっしゃいます。そのために、ふとしたことで会話に誤解が生まれることもあります。

 

また、ドアを閉めるとバタンと音がする。歩くと足音がする。そういった音を聞いたことがないので、無意識に音を立ててしまう。声の大きさの調整も難しい。ところが、他の方にはマナー知らずと誤解されてしまったり…。

家族や親戚が集まる楽しい場で、みんなが笑っていても、自分だけ分からなくてつまらかなったり…。

 

今回、講師の方はこういったお話をしてくれましたが、それは一例でほかにも色々なことがあるのだと思います。「この人、とっつきにくいなぁ」などといった誤解をせず、相手の立場を理解しようとすることが大切だと思いました。

 

さて!手話の話に戻ります。講座は、実践も交えて進められました。

手話講座 実践風景

(写真掲載については、ご本人の了解を頂いています。中央は先生です。)

 

写真では、ちょっとかたい表情かもしれませんが(「あれ、こうだっけ?どうだっけ?」なんて思いながらやっているもので^o^;)、講師の小木曽さん、手話通訳の玉置さんのお人柄もあって、アットホームな雰囲気で進められましたよ。

 

短い時間でしたが、簡単なあいさつや名前の紹介はなんとかできるようになりました(^^)

 

ところで、最初に手話は難しいと言いましたが、ここで一筋の明かり!

それは、コミュニケーション手段は手話だけではないということ。

実は、聴覚障がい者の方も手話だけで会話しているわけではないのです。

「手話+口の動き」「手話+表情」「手話+身振り」「手話+空文字(そらもじ)」など、色々な組み合わせで会話が行われます。

私は、空文字が結構つかえるなと思いました。みんなでやってみたのですが、意外とわかりました。筆記用具がなくても空間に字を書いたり、手のひらに書いたり。伝える気持ちがあれば、会話はできるのです。

 

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