2014.12.05 [ 南信州の食・味・お土産 ]
下伊那農業高校のジビエレストラン!~銀座NAGANO~
林務課です。
12月3日に銀座NAGANOにて、「信州ジビエ高校生アグリレストラン」が開催されました。
下伊那農業高校(以下、下農)アグリ研究班11名が、フレンチレストランのシェフの指導の下、地元産の食材を使ったコース料理を考案し、約60名のお客さんにふるまいました。
提供された料理はどれもおいしそうですが、注目はやはりメインディッシュのジビエステーキ!!
農業や野生鳥獣被害の研究を通して、シカはこの20年で何倍にも増え、多大な農林業被害が出ていること、一方でシカを捕獲する猟師さんは減少傾向ということ、捕獲したシカ等のほとんどが土に埋められていることを知り、活用してみようと思った。と、自分たちの取組を説明していました。
使っているのは下農生が地元取扱店にお願いして仕入れた飯田市南信濃産のシカの背ロースです。
「どんなシカをつかっているの?」「角が2又以下の若いオスをつかっています。メス、若いオスが美味しいです。」説明もばっちり。
塩で下味をつけて、オリーブオイルとバターでじっくり焼いて、硬くなり過ぎないようにしているそうです。
さすがに焼くのは難しかったようで、プロにお手伝いいただいたそうですが、ソースは「漬ガール」という下農生が商品開発に関わった調味料と下農作製の山ブドウワインがベースになっています。
お客さんからは「やわらかくておいしかった」「においが全然なくさっぱり食べられた」という感想が聞かれました。
ここでは紹介しきれませんが、メイン以外の食材や調理にも、アグリ研究班のみなさんの研究や努力がつまっており、それを聞きながら、味わいが一層深まったことでしょう。
料理の説明をスライドで聞きながら召し上がるお客さんはとても楽しそうでした。
今回使用した調味料や提供したワインは販売も行っており、まとめ買いするお客さんも多くいらっしゃいました。
作っておいたソースを忘れてきた!?なんてトラブルもあったようですが、無事に料理を提供できてたくさんの方に喜んでもらえました。
首都圏の人たちに「南信州のことを知ってもらう」「下農のことを知ってもらう」の目的で開催された今回のイベントは大成功でした。
準備期間は3か月以上、シェフと何度も何度も相談しながら今回のイベントを成功させた下農アグリ研究班のみなさん、本当にお疲れ様でした。
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