2013.03.10 [ 南信州の食・味・お土産 ]
「信州の伝統野菜」が飯伊地区に集合
農政課のMです。
2月21日(水)飯田市の竜丘公民館にて、農政部主催の「信州の伝統野菜」産地情報交換会が開催されました。
昨年まで中信地域で開催されてきた情報交換会ですが、今年度は、飯田市での開催となりました。
(社)長野県調理師会地産地消推進副部長で飯田合庁食堂「葵」でおなじみの中塚敏行さんを講師に招き、「伝統野菜の特徴を生かした調理法について」と題して調理方法の実演及び試食を行いました。
当日利用した伝統野菜は、清内路かぼちゃ(阿智村)を始め、常盤牛蒡(飯山市)、山口大根(上田市)など、県下各地からこの季節に食べることのできる6品目の食材が集まりました。
情報交換の場では、伝承地栽培認定を受けている生産団体の他、受託加工をしていただいている加工事業者、流通を担う会社関係者が多数参加し、有意義な意見交換が行われました。
中塚さんより紹介されたメニューは以下のとおりです。
ご飯 山口大根とアルプスサーモンの押し寿司
汁物 松代一本ねぎのスープ
漬物 ねずみ大根のお漬物
お茶 常盤牛蒡のお茶
デザート 清内路かぼちゃのつみれ
(山口大根とアルプスサーモンの押し寿司)
当日紹介されたレシピの一例です。
(伝統野菜は一般の野菜と置き換えていただいても大丈夫です。)
清内路かぼちゃのつみれ
材料
かぼちゃ 200g
くるみ 60g
砂糖 少々
塩 少々
中力粉 100g
作り方
1.かぼちゃの皮をむき一口大に切って茹でた後水をよく切っておく。
2.すり鉢でくるみをすり、砂糖と塩で味を調え混ぜる。
3.中力粉に水を加えて溶き、スプーンで一口大にすくいながら沸騰した
お湯の中に落とし団子を作る。火が通ったら上げて水を切る。
中力粉に白玉粉を混ぜると団子が固くなりにくい。
4.2の中にかぼちゃを入れて味をなじませ、3の団子を包む。
常盤牛蒡のお茶
材料
常盤牛蒡(土付き) 1本
作り方
1.ごぼうを水に入れたり出したりし土をやさしくたわしで落とす。
なるべく皮を残すように洗う。
2.ごぼうは皮のままささがきにする。
3.そのまま新聞紙等の上に敷き天日干しする。
ごぼうが重ならないように広げておく。
4.ごぼうがカリカリ状態になり先が丸くなり濃い茶色になるくらい(ほぼ
半日)乾燥させる。
5.フライパンに直接(油をひかない)入れ、中火で焙煎する。焦げないよ
うに注意しながら5~7分くらい加熱し、香ばしいごぼう茶をつくる。
6.焙煎したごぼう茶をお茶パックに入れ、急須に入れお湯を注ぎ1分
待つ。
7.茶碗に注いでおいしいごぼう茶の出来上がりです。
「信州の伝統野菜」のHP→こちら
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