あまりのロケーションに驚いて庭先で様子をうかがっていると、

あとからもちょこちょこと常連さんらしきお客さんが来ています。

店主「ありがとうございます。場所はすぐわかりましたか？」

客　「道を間違えちゃったよ、地元の人だって迷うんじゃない？」

店主「すみません、なかなかわかりにくくて。」

客　「よくこんなところにお客さんが来るなって思っちゃうんだけど」

店主「そうですね、でも近所の方や常連さんの口コミで新しいお客さんも来てくれます」

客　「お店の雰囲気も素敵だし、パンもいろいろあっておいしそう　来てよかった～」

ショーケース越しに注文する対面販売なので、自然に話す機会ができます。

お客さんが途切れるのを待って、お店の方にお話を伺いました。

 こちらのお店、若いご夫婦が子供を育てながらパン屋をやっているようす。

中では可愛らしい小さな女の子がお手伝い？していて、

奥さんはもう一人まだ１歳くらい？の女の子を背負って働いています＾＾

 話してみると旦那さんは関西なまり、京都出身で京都の名店で修行をされたそうです。

フランスの田舎町アルザスでの研修中に今の奥さんと知り合って結婚、

独立を機に子どもを育てる環境を第一に考えて、奥さんの生まれ育った松川町へ移住、

空き家だったこの場所を改修してお店を構えたのだそうです。

家族４人で長野県に移住してきてくれたなんて、うれしいですね！

この空間で、家庭的なご夫婦と話をしているとなんだかとっても癒されます。

いつの間にか常連になってしまう気持ちがわかる気がします。