2017.12.01 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
旧木沢小学校(飯田市南信濃)で”たかね猫校長”と会ってきた!!
農地整備課の中年Yです。
11月19日(日)飯田市南信濃にある旧木沢小学校で名物校長として話題となっている”たかね猫校長”に会ってきました!!
ネコ校長は玄関を入ってすぐ右の教室の”猫つぐら”の中で眠そうにじっとしていました。
【教室内にある教員住宅の猫つぐら】 【眠そうな眼付きの”たかねネコ校長”】
旧木沢小学校は昭和7年に建設され平成12年の閉校に至るまで68年にわたる歴史があります。
ぬくもりが感じられる木造の校舎は閉校後も多目的に利用されており、地元の方をはじめ多くの方に愛されています。
この日、校舎の2階の教室では飯伊婦人文庫の主催により、下伊那郡松川町在住の中繁彦先生を講師にお招きし、中先生の処女作である「赤石岳の鹿笛 信州遠山・山やまのさけび」の執筆の背景について講演が開催されていました。
「赤石岳の鹿笛」は明治から昭和にかけて遠山の稼ぎ山(かせぎやま)を舞台とした実際の話をもとに描かれた作品(1984年)で、この日は、作品の代表的な部分を参加者全員で群読(みんなで朗読)しましたが、読んでいる最中に感極まり涙が出てきて、声が詰まってしまいました。
【木の机や椅子で中先生の講演に耳を傾けた参加者】
他の教室では、遠山森林鉄道に関する資料を展示したり、遠山の自然を紹介しているほか、廊下のオルガン、図書室などは当時を偲ばせてくれます。
階段の脇には大きなそろばんも展示され、見るもの全てが懐かしく、小学生の頃に戻ったような感覚になります。
閉校から17年が過ぎた今でも、こうして利用され続けている校舎です。入場無料ですので、是非皆さんも名物校長に会いに行って、遠山の歴史に触れながら、昔の記憶をたどってみてはいかがですか!!
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