こんにちは、ブログ編集スタッフです。
先日、飯山市のなべくら高原・森の家で、北信地域で活動する自然観察インストラクター・自然保護レンジャーを対象とした研修会が開催されました。
午前中は、信越トレイルやナベクラザゼンソウについて学び、午後は現地研修ということでブナが生い茂るなべくら高原を歩きました。
ところが、標高の高いところへ移動すると雨が降り出し、霧が立ち込めてきました…。
ですが、こんな雨の日でも、様々な発見があります
まず、霧がかったブナ林は、幻想的な雰囲気があると思いませんか?
しっとりと空気が冷たく、ひっそりと静まりかえっていて落ち着いた雰囲気です。
次に、これこそ雨の日にしか見ることができない発見がありました。
ブナの幹をよく見ると、幹に沿って筋ができているのが分かりますでしょうか?
これは、「樹幹流(じゅかんりゅう)」という、雨水が樹木の幹を伝わって流れる水の流れです。うまく雨水を集めるようにできている樹形を持つ、ブナならではの現象なんだそうです
そして、雨の日でも、ヤマナメクジは活発に活動していました。
ところで、みなさんはブナの実をご存じでしょうか?
このような実です。
これは、生でそのまま食べることもできます!
しかも、サクサクしていて、クルミのような味でおいしいです。
自然観察インストラクター・自然保護レンジャーさんには、これらのような、知らなければ気づかずに通り過ぎてしまう自然の不思議や発見をより多くのみなさんに伝えていっていただければと思います。
みなさんも、たまには雨の日を狙ってブナ林を散策してみてはいかがでしょうか?
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