2020.12.15 [ 計量検定所 ]
計量女子の計量検定所日記「アルクマのプロフィールから語る単位の話」
こんにちは!計量女子です。
突然ですが、計量女子の家には中学2年になる息子・計量中学生がいます。
「ソードアート・オンライン」と「とある科学の超電磁砲(レールガン)」をこよなく愛する、イマドキの男子中学生です。(←こう書けと本人が言いました。)
そういうお年頃なので最近は計量女子とあまり話をしてくれないのですが、先日珍しくこんな会話がありました。
計量女子:計量中学生は、アルクマのプロフィールって知ってる?
計量中学生:知らない
計量女子:アルクマの身長は、「リンゴの木の半分くらい」なんだって
計量中学生:リンゴの木の半分くらい?じゃあアルクマの身長って250cm?
計量女子:ちょっとアルクマ大き過ぎない?岩柱かな?
※岩柱…「鬼滅の刃」の登場人物の一人、岩柱の悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)。身長220cm。
この時、計量中学生はリンゴの木を樹高5mと想定して、アルクマの身長を250cmと見積もりました。
一方、計量女子が考えていたリンゴの木は、「わい化栽培(樹木を低くし、植え付け密度を密にして栽培する手法)」によって育成されている樹高3m程度のものでした。その木を基準にすればアルクマの身長は150cm位で、だいたい蟲柱と同じくらいだろうと思っていたので、計量中学生の出した数値に驚いたというわけです。
※蟲柱…「鬼滅の刃」の登場人物の一人、蟲柱の胡蝶(こちょう)しのぶ。身長151cm。
このように、計量単位の基準が人によって違うと、色々な場面で困ることが出てきます。
以前のブログでも少し触れましたが、大昔は人間の体を物差しや升代わりに使っていました。
時代が進むにつれて、各国で度量衡の制度が整備され(日本では、701年の大宝律令公布が度量衡制度の始まりだと言われています)、さらに現在各国で普遍的に使用されている「国際単位系(SI)」の制定に繋がっていきます。
いずれ、この辺りの話題も少しずつご紹介できればと思っています。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
松本地域振興局 総務管理課
TEL:0263-40-1955
FAX:0263-47-7821