こんにちは!林務課のMです。
お盆を過ぎても暑い日が続いていますね。暑い日にはトマトやキュウリ、スイカなど、よく冷やした旬の野菜や果物が特においしく感じます。
先日、山形村の苗畑見学に行ってきました。
といっても、野菜の苗ではありません。「山に植えるための苗木」を育てている畑です!
実は、松本地域では長野県内の山で植えられる苗木の半分以上が育てられています!
苗木の種類も針葉樹から広葉樹まで、さまざまな種類が育てられています。
こちらはカラマツの苗木です。
令和5年の春に種をまいたものだそうで、高さは5センチほど。
大きさがきれいに揃っていますが、これは最初から成長速度が同じだったわけではなく、決まった大きさになったものを1本1本植え付けているそうです。
こちらもカラマツの苗木ですが、令和4年の秋にまいたものだそうで、高さは30センチほどになっていました。
山に植えられる大きさになるまでもう少しです!
こちらは広葉樹の苗木です。コナラやサクラなど、数十種類の苗木が育てられていました。
広葉樹は針葉樹に比べて成長がゆっくりめの種類が多いです。
こちらは令和4年の春に種をまいたものだそうで、トレーの中である程度の大きさに成長したものを、ポットへ植え替えているそうです。
木から種をとり、種をまき、山に植えられる苗木に育つまで、基本的には2年。成長がゆっくりめの種類の場合はもう数年かかります。つまり、いつ、どのくらいの大きさの苗木が何本ほしい、という情報がとても大切になります。
さらに、山に植えたら終わりではありません。
これから立派な木に育つまでには、数十年かかります。際限なく生えてくる草や、お腹をすかせた野生動物との競争が待っています。また、夏場には地面がカラカラに乾くこともあります。
そんな過酷な環境に植えても、元気にすくすくと育つ苗木にするにはどうしたらいいのか?必要とされている苗木を、必要な時に出荷するにはどうしたらいいのか?生産者さんが日々、試行錯誤しながら、多くの労力をかけていらっしゃることが分かりました。
苗畑を見せていただいた生産者の皆さま、ありがとうございました!
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