2018.07.05 [ 林業総合センター ]
梓川の河畔で咲くナゾの白い花
相談を受けるのも、無理はありません。
花を咲かせるのが数年に一度と言われ、個体数もそれほど多くないので、よく歩いている人でも花を見かけることが少ないのです。
いったい何年に一度咲くのかは、判りませんが、私が記憶する限りでは、2012年と2015年にこのあたりで花が咲いていたようですので、3年に一度くらいは咲いてくれるようです。
今回咲いていた植物は、調べてみるとユクノキ。
緑の山に雪が降ったように白く染まることから、ユキノキがなまって、その名がついたとも言われており、確かに特有の白さを持った花が目立ちます。
本種によく似た植物で、「フジキ」という樹木も県内に自生しておりますが、こちらも個体数は少なく、ユクノキと同じように数年に一度しか開花しないので、お目にかかる機会もありません。
私の記憶を頼りに古い写真を探してみたら、2015年の6月末に木島平村で咲いている姿を記録していました。
今年は、この時期に現地を訪れていないので定かではありませんが、ちょうど3年前だったことを考えると、フジキもユクノキも同じ時期に開花しているのかもしれません。
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