2013.11.26 [ 企画振興課 ]
地域の知恵袋【民芸の宿 旅館すぎもと社長 花岡貞夫さん】
今回の「地域の知恵袋インタビュー」のお相手は、民芸の宿 旅館すぎもとの社長の花岡貞夫さんです。
「旅館すぎもと」は、松本地域を代表する宿として「日本百名宿」に選ばれました。「宿の名と一緒に顔が浮かぶ『顔』がある宿」として親しまれ、社長の花岡さんの気さくなお人柄で人気のお宿です。
今回、花岡さんから、新幹線延伸を契機として広域観光推進の観点から、中信地域の公共交通対策について、以下のようなご意見・ご提案をいただきました。
①長野県は、地域間(特に東西方向)アクセスが悪い。逆にアクセスが不便なために、この地域の特性は良く出ている。
②篠ノ井線の複線化は無理でも、長野~松本の時間短縮と増便は必要。中央東線の高速化も難しければ、ゆったり旅気分を味わえるよう、車内販売の充実や快適な車両を導入すれば良い。
③新幹線延伸で影響を受けるのは、岐阜県高山市も同じ。高山ではよいブランド力づくりをしているので、高山市と連携して、パンフレットやホームページを作成してはどうか。
④健康志向の観光では、ガイド付きのヘルスツーリズムがあるが、各年代に合ったメニューを用意することが必要。
お話を伺って、ある程度のアクセスの「不便さ」を「旅の楽しみ」に変えていく発想も必要ではないかと感じました。また、新幹線延伸を機に、県境をまたいだ近隣地域との連携をもっと深めることも大切だと思いました。
地方事務所としても、市村や関係機関と連携して広域観光を推進してまいりたいと考えています。
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