こんにちは、松本空港管理事務所のオスカー・マイクです。
滑走路のまわりの部分は『着陸帯』といって、航空機が離着陸時に滑走路から逸脱した場合のダメージを緩和するため、また、航空機からのジェットブラスト(エンジンから発する排気)によって基盤が浸食したり、細かな砂が飛び散らないようにするため、芝草等が植えられています。
しかし、その芝草が伸びすぎてしまうと
航空機の着陸に必要な様々な情報を伝えている「航空灯火」が見えにくくなったり、
芝草の中の鳥が増えて、航空機への鳥衝突事故(バードストライク)等が増えたり、鳥や昆虫、枯草等が周囲に悪影響を及ぼしたり、景観が損なわれたりと様々な問題が生じてきます。そのため、『信州まつもと空港』では、1年に3回、着陸帯の除草を実施しており、先日、今シーズン1回目の除草を実施しました!
作業は、空港の運用時間が終了した午後5時から開始。
はじめに、「航空灯火」の周りの除草を実施!
重要な施設である「航空灯火」を除草機械で損傷させることのないよう、ここは肩掛け式草刈り機で行います。
「航空灯火」の周りの除草が終わったら、本格的な除草に着手です。
着陸帯の除草は、その面積が非常に広大であることから、様々な大型の草刈機で実施します!
まずは、大型の草刈機で草を刈り、
滑走路側に飛び出てしまった刈草を大きなドライヤーのようなブロアーで着陸帯側に吹き戻します。
次に、刈った草を大型集草機で一本の筋状に集め、
大型梱包機で集め取って圧縮して、ロール状にまとめます。
できあがったロールを専用トラクターでトラックに積み込んで搬出し、除草は完了!
今シーズン1回目の除草は、3日間で終了しました!
こんなに伸びていた着陸帯の草が
刈り取られて、きれいになりました!!
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