こんにちは、松本空港管理事務所のオスカー・マイクです。
滑走路の脇の部分は『着陸帯』といって、離着陸時に滑走路から逸脱した場合の航空機の受けるダメージを緩和するため、また、航空機のブラスト(航空機エンジンから発する排気)による基盤浸食や飛砂を防止するため、芝草等が植栽されています。
しかし、その芝草が過度に生長すると、いろいろな問題が生じてきます。
そのため、以下の目的で、着陸帯の草刈りを実施しています。
○航空灯火への視認性を確保するとともに、鳥害事故(バードストライク)等を防止して、航空機の安全運航を確保する。
○鳥や昆虫、枯草等が周囲に悪影響を及ぼすことを防止する。
○美観を確保する。
『信州まつもと空港』では、年3回の着陸帯の草刈りを実施しており、本年1回目の草刈りを先日、実施しました。
作業は、空港の運用時間が終了した午後5時から開始。
着陸帯の面積は非常に広大であるため、大型の草刈り機で実施します。
1回目の草刈りは、3日間で終了。
伸びていた草が刈り取られ、きれいな着陸帯になりました。
【滑走路の南東側】
○草刈り前
○草刈り後
【滑走路の北西側】
○草刈り前
○草刈り後
2回目の草刈りは、草の伸び具合を見ながら、7月下旬から8月上旬頃に実施予定です。
これからも、空港が安全で円滑に運用されるよう、適正な点検、維持管理に努めてまいります!
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