2025.08.28 [ 分類なし ]
浅間温泉大浴場をリノベーション。「松本本箱」で、新しい知と出会うひと時。
農地整備課のどろん子です。
浅間温泉は、湯けむりの薫るレトロな温泉街。
松本藩との深い歴史があり、昭和30年代には松本駅から路面電車が通っていたことも。
そんな浅間温泉に、2022年7月、「松本十帖」がオープン!
館内に書店があるホテル「松本本箱」と、
ベーカリーやセレクトショップを併設したホテル「小柳」、
2つのカフェ「おやきと、コーヒー」「哲学と甘いもの」を併せたプロジェクトの総称だそうです。
8月某日、その1つ「松本本箱」さんに、日帰りで訪れてみました。
知性あふれるオトナな雰囲気…。
緊張感がありながらも、どこか懐かしさを感じます。
ここは、かつての宿の大浴場を、読書空間にリノベーションしたブックストア。
約1万冊を取り揃えます。
ホテル宿泊者は、24時間使用可能。
ですが、なんと無料で、日帰り利用(※)も可能!
(※要予約、入場12:00〜16:00まで1時間以内)。
⇒ 「松本本箱」日帰り予約の詳細はコチラ
日帰りの予約時に発行される2次元コードで入場。
さてさて、本を選んで、コチラの空間を拝借。
本は事由に手に取って読むことができますが、「ブックストア」の商品なので、優しく扱いながら。
インテリアがカッコよすぎてソワソワしちゃう…!
少し、この日読んだ本の紹介を。
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ぼおるぺん古事記(一)天の巻
(著:こうの史代、出版:2012)
「古事記」を読み下し文そのままにボールペン漫画で描く、全3巻の第一冊。
国生み・神生みなどの神話が、愛嬌たっぷりの漫画で語られます。
漢字だらけで読みにくそうな古典文学も、これならスルスルっと頭に入ります。
著者のこうの史代さんは、映画「この世界の片隅に」原作などの作品で有名な漫画家さん。
あたたかいタッチの画と言葉遣いが印象的です。
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その中で、運命的なエピソードを発見しました!
伊耶那美(いざなみ)が伊耶那岐(いざなぎ)との子・火之夜芸速男神(ほのやぎはやをのかみ)という火の神を出産した際、伊耶那美は大やけどを負い、苦しみ病んだ末に亡くなってしまいます…
その病床で(少しお下品な話になりますが)、伊耶那美(いざなみ)が排泄したものからも、神々が生まれていきました。
なんと、その一神「弥都波能売神(みつはのめのかみ)」は、「灌漑(かんがい)用水の神」であるとの説明が!
私、農業土木のお仕事に携わって数年経ちますが、これまで灌漑用水の神様のことを知りませんでした~(^^;
(農地整備課職員の皆さんは、いかがですか??)
まさに「新しい知と出会う」。
出会えてよかったです…!
徳島県にこの名前を冠した神社もあるらしい。いつか参ってみたいな~。
一方、一緒に訪れたヒトビトはこんな所に。
おのおの気持ちよさそう~に、読書の世界に入り込んでいました。
あとで感想を伝え合うのも楽しかったですよ!
まだまだ、暑~い日が続く松本☀
室内でゆったり過ごせる「松本本箱」で、オトナな空間を味わってみては??
[ 注意 ]
・日帰り利用には予約が必要です(無料)。予約時に発行されるQRコードをご持参ください。
⇒ 予約サイトはコチラ
・日帰り利用の駐車場は、ホテルの裏手、山の手通り沿いへ(MAP)。
・12歳未満の方は保護者同伴にてご利用ください。
・赤いカーペットのエリアは土足禁止。
・本は自由にご覧いただけますが、売り物ですので大事にお取り扱いください。
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松本本箱(まつもとほんばこ)
利用時間 日帰りの場合、12:00 – 17:00(最終入場16:00)
場 所 松本市浅間温泉3-13-1
公式HP https://matsumotojujo.com/journal/facility/20836/
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