来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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松本合庁トレッキング部活動報告2022 第3回美ヶ原

こんにちは!松本合庁トレッキング部事務局です!

今年の第3回として、7月24日(日)に「美ヶ原(うつくしがはら)トレッキング」に行ってきましたので、その様子をお伝えします。

美ヶ原は、八ヶ岳中信高原国定公園北西部にあり、長野県松本市、上田市、小県郡長和町にまたがる高原です。長野県のほぼ中央に位置し、県内の広範囲を見渡すことができます。
実は、美ヶ原という山は無く、王ヶ頭(2034m)、王ヶ鼻(2008m)、茶臼山(2006m)、武石峰(1973m)といった山々を含め、「美ヶ原」と呼ばれています。

美ヶ原といえば、登山というよりは、車で行ける観光名所として有名ですが、日本百名山に選ばれている名峰です。ビーナスラインの終点となる山本小屋ふる里館から、王ヶ頭・王ヶ鼻を目指すハイキングコースが人気ですが、今回のトレッキングでは、松本市側の三城いこいの広場を起点に百曲り経由で王ヶ頭~王ヶ鼻をめぐり山頂を目指すコースを楽しむことにしました。
百曲りコースの登山口がある「三城いこいの広場駐車場」は、約50台分の無料駐車スペースやトイレ(チップ制)もあります。百曲がりの登山口はいこいの広場の中を大門沢に沿って15分ほど登った先にあります。
出発前の1枚です。曇り空が、ちょうど涼しくていいコンディションです。頂上では、すっきり晴れてほしいですね。それでは、出発です。

高木に覆われた森林を沢沿いに登っていくと、東屋のある平らな広場に出ます。左側の登山口を進むと、百曲がりの登山道です。小さな無数の鉄平石が敷き詰められた道は、ほかでは見られない美しい小道となっています。

百曲がりを曲がりきると、森林限界に入り、展望が開けてきます。歩き始めてから約90分、かなり本格的な登山となりました。

台上には牧場が広がり、放牧されているたくさんの牛が、のんびり草を食んでいます。のどかな、癒される風景です。

百曲がりを登りきった百曲がり園地からは、左手のアルプス展望コースを進みます。その名の通りアルプスの展望が素晴らしい絶景コースです。当日は、まだ雲が多く、遠望が利きませんでしたが、すごい速さで流れる雲の中に、王ヶ頭ホテルや電波塔が見えてきました。

美ヶ原の頂上、王ヶ頭(2034m)に到着です。頂上では、先ほどまでの雲も流れ去り、すっきり晴れました!

頂上のすぐ近く、王ヶ頭ホテルには、高原を一望するテラスと、お洒落なカフェスペースの日帰りカフェ2034があります。最高の眺めの中で、おいしいドリンクをいただきました。

美ヶ原のもう一つの頂上、王ヶ鼻(2008m)からの松本平の眺めです。『王ヶ頭』と『王ヶ鼻』の由来は、麓の松本から見ると王ヶ頭が冠を戴いた王の顔、王ヶ鼻がその鼻に見えるからだと言われています。

帰りはもと来たルートではなく、王ヶ鼻から八丁ダルミを下るルートで下山しました。八丁ダルミから先、『二人の小道』という名前のついたルートを通りましたが、ロマンチックな名前とは裏腹にかなり厳しいルートです。くれぐれも気を付けてお通りください。

ダテ河原コースを経て、無事三城いこいの広場に到着。距離約10.8km、高低差約800m、休憩も含めて合計約6時間半の本格的な登山となりました。

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