2009.11.05 [■四季彩だより~信濃の国から~]
Vol63■読まなきゃチョーソン市町村【松本安曇野編】
筑北村と青木村にまたがる修那羅(しょなら)峠。変わった名前だと思いませんか?
この峠から登った所に、江戸末期、越後国生まれの修那羅大天武(しょならだいてんぶ)が開幕したと伝えられている安宮(やすみや)神社があります。
この修那羅大天武、大変気さくな方だったようで、地元の人からは「しょならさん」と呼ばれています。この方の名前をとって、修那羅峠と呼ばれているとか。
しょならさんは、修験者としての修行を極め、加持・祈祷を熱心に行ったため、彼の死後、修那羅大天武として祀られることとなりました。
彼を慕った村人達が、祈願成就のお礼や願いを込めて、手作りした石神仏などを奉納したようです。その数およそ900体。
この石神仏達、いろいろな形のものがあります。
神様、仏様やお地蔵様に限らず、鬼や犬、中には大木の穴から覗く石仏もあり、訪れる人の目を楽しませてくれます。
太陽の光で陰影のついた石神仏たちが、ずらりと並んでいる様子は、なにか不思議な空間に入ったようです。
石仏ファンには、結構有名なようですよ。
たくさんの石仏達に会いに行きませんか?
お帰りには、村内の温泉「冠着荘(かむりきそう)」でゆっくり疲れを癒してください。日帰り入浴は、なんと200円です!
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