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<VOL.196>四季彩だより ~信濃の国から~

日本有数の高層湿原 ~栂池自然園~(小谷村)

残暑厳しい中にも、昼間はトンボが飛び交い、夜間には虫の音が心地よく耳に入ってきて、秋の始まりを感じさせる季節となりました。
今回は、秋の気配が深まりを見せつつある、
標高1900mにある自然園(湿原)を紹介します。


(夏のにぎわい)


長野県北安曇郡小谷村の栂池自然園は、中部山岳国立公園(第一種特別保護地域)の標高1,900mに位置し、総面積100haを誇る日本有数の高層湿原(※)です。
6月初旬のミズバショウやリュウキンカの開花からはじまり、9月中旬まで数百種類の高山植物が咲き乱れます。
(※高層湿原=ミズゴケ類が数千年から数万年をかけて堆積してできた湿原)

 
(夏の園内風景)

園内には一周約5.5km、所要時間約3時間30分の遊歩道が設けられ、気軽にトレッキングが楽しめます。
(場所によっては、ぬかるみ等もあるので、服装や靴には配慮が必要。)
途中には夏でも冷風が吹き出している風穴や氷のように冷たい雪解けのせせらぎなどが、訪れる人々を癒しの別世界へと迎えてくれます。

園内にあるビジターセンターでは、園内で見られる動植物や地形の特徴をわかりやすく紹介しているとともに、園内の動植物、地形、歴史、天気、山のことなどを知り尽くした栂池自然園ガイドクラブのガイドさんが、皆さんと一緒にトレッキングをしながらご案内してくれます。(要事前予約)
また、山荘やヒュッテもあり、宿泊はもちろん、無料休憩所や食堂、売店もあり、一日のんびりと大自然のなかをゆっくり散策することができます。


(秋の園内風景)


(秋の園内風景)

栂池自然園は、今!秋の装いに着替え中!
これから秋本番を迎え、高山植物が咲き乱れていた風景から、ナナカマドやダケカンバなどの紅葉があたり一面を塗り替えていきます。

秋の青空!凛とした白馬連峰!色とりどりの紅葉!訪れた人だけが見ることができ、そして心に染みる一枚の絵画となるでしょう!!


(パノラマウェイ)

栂池自然園へは、麓の栂池高原から栂池パノラマウェイ(ゴンドラ+ロープウェイ)が運行されています。所要時間は片道、乗継も含めて約40分。

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