楽園信州

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<VOL.217>I♥信州(あいラブしんしゅう)

京子さん:「以前から、夫が懇意にしていた宿の手伝いに行くのを見たり、ゆくゆくは移住を考えているということは聞いていましたので、私も移住には賛成でした。教職を退くのはとても勇気のいる決断でしたが、最後にはお互いにわかっていたような感じですね。」


ロッジ上天気がある開田高原。
そびえたつ山岳連峰に向かってドライブするのも気持ち良いです。

■家族全員で築く、ぬくもり溢れるペンション

夫婦で同じ目標に進み始めた寺本さんご夫妻。しかし、不安要素も少なくなかったと話します。
移住した当時、寺本さんご夫妻の間には1歳10ヶ月のお子さんがいらっしゃいました。子育てと仕事の両立は、移住して間もなく、新しい生活を始めたばかりの寺本さんご夫妻には大変なことでした。
お客様が訪れ、忙しくなると、お子さんの方までなかなか気が回らず、アタフタしてしまうことも何度か・・・。
そんなとき、手を差しのべてくれたのが、寺本さんご夫妻のご両親でした。

京子さん:「毎週夫か私の両親のどちらかに来ていただいて子守をしてもらったり、ペンションの仕事を手伝ってもらったりとお世話になっていました。私たち二人だけの力でペンションを軌道に乗せていった、ということでは全くないですね。」

ご両親それぞれの得意なことを活かして、家族全員でペンションを盛り立てています。

京子さん:「私の父は畑作業が出来るので庭の造作をしてもらったり、夫の父は土木の仕事をしていたので、ペンション周辺の整備、またリスのえさ台とか、家を直したりと手伝っていただいています。
私の母と夫の母はどちらも縫い物が得意なので、座布団を作ってもらったり、インテリアのパッチワークを作ってもらったりしています。
母の作ったパッチワークはお土産コーナーにも置いてるのですが、お客様にも好評です。」


ロッジ上天気のインテリアにはぬくもりがいっぱい!

ペンション内に漂うあたたかさは、寺本さんご夫妻の人柄だけでなく、ご家族みなさんの想いがあふれているからなんだな、と感じました。

家族間の仲の良さ、全員で同じ目標に向かって進む団結感、『家族が自慢!』と語る寺本さんご夫妻のお話にもうなずけます。

勝司さん:「結婚すると、なかなか奥さんのご両親と会う機会がないと思うんですが、そういう意味では妻の両親ととても親しくなれたかなと思っています。移住することを友人達に話したときは、行くところができた、と喜んでましたね(笑)友人や妻の教え子だった子にも手伝ってもらったりと、いろんな方のお世話になりました。」


寺本さんご夫妻の愛犬・みかんくんは
ロッジ上天気の看板犬!

ただ宿泊して終わりというわけではなく、ペンションを訪れたたくさんの方が“上天気”になれる場所、それがロッジ上天気です。

勝司さん:「“上天気”って晴れてるときだけが上天気じゃないと思うんですよ。
雨の日でも気分は“上天気”でいたいな、という想いを込めてこの名前にしました。
今考えても、この名前にして良かったなと思います。」

ペンションの中に入った瞬間に感じた、人のぬくもりは家族の一員になったかのような錯覚を覚えます。家族全員で築き上げてきたからこそ、滲み出るあたたかさがありました。

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