2011.05.12 [■就航地情報]
Vol134■“信州まつもと空港からの就航地”北海道情報11
今回は、日本のウイスキーの歴史を語る上で欠かせない人物にまつわる話題です。
琥珀色の夢を追い続けた男の理想郷
「ニッカウヰスキー余市蒸溜所(余市町)」
緑豊かな敷地に、赤いパゴタ屋根と小樽軟石を積み上げた石造りの工場群。そこでは、今も創業当初と変わらない製法で作られているモルトウイスキーが、樽の中で熟成の時を待ち続けています。
特徴的な「パゴタ屋根」が、蒸溜所のシンボルになっている『乾燥棟(キルン塔)』
今から70年以上前の1934年(昭和9年)、日本ウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝(たけつるまさたか)が余市に蒸溜所を建てたのは、ウイスキーの本場であるスコットランドと気候や風土がとても良く似ていたことが最大の理由でした。
澄んだ空気と良質な水、冷涼な気候に豊富なピートの産地など、ウイスキーを作る上で必要な環境を全て満たした余市を、政孝は「まるでスコットランドのようだ」と表現したそうです。
ウイスキーの貯蔵庫2棟を改装し、ウイスキーに関する史料を
展示する『ウイスキー博物館』
現在、余市蒸溜所には中世スコットランドの城郭を思わせる事務所棟(現事務所及び見学者待合室ほか)をはじめ、国の登録有形文化財に指定されている建造物が9棟あります。
本物のウイスキーを作ることを目指し細部にまでこだわりを見せていた政孝ですが、住居には英国風の外観に和洋折衷の間取りなど、最愛の妻・リタへの思いやりがあふれた家をデザインしたりもしています。
北海道でありながら、まるで異国のような情景。そして建造物のみならず、口の中でも歴史に想いを馳せることができる名所です。
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