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Vol138■“信州まつもと空港からの就航地”北海道情報12

今回は、自然豊かな北海道を流れる大河の話題です。

北海道のたからもの~北海道遺産~
幕末の探検家・松浦武四郎も旅した「天塩川(流域市町村)」

北海道北東部をほぼ南北に走る北見山地の主峰「天塩(てしお)岳」(1557.6m)を源とする「天塩川」は、流域面積5,590k㎡、全長256kmに及ぶ北海道第二の大河です。川の名前は、アイヌ語で「梁(はり)」を意味する「テッシ」(梁状の岩)が数多く点在することに由来します。
「北海道」という呼び名は、江戸時代の探検家・松浦武四郎(まつうらたけしろう)が天塩川内陸調査の途上で命名したとされています。


北海道開拓期には天塩川の水運が物資・人の往来の要となり、
流域の発展に寄与した。


その流域は、渓谷美を見せる上流部、山間を流れる中流部、蛇行跡が残る下流部に分けられ、JR北海道宗谷本線の車窓からも、平行して走る国道からも、さまざまな姿の天塩川が楽しめます。
自然状態がよく保たれており、今でも約200種の鳥類が観察され、上流部にはイワナ、ヤマベ、絶滅危惧種のイトウの生息も確認されています。また、北海道北部を流れているため、低標高でも高山性の植物が見られます。


カヌーポートも約20カ所あり、毎年全国から多くのカヌー愛好者が訪れる。

ダムやえん堤などの人工構造物がない中流域から河口まで、約160kmを一気に下ることができる天塩川は、日本有数のカヌー適地としても知られ、毎年夏には国内最大級のカヌー下り大会「ダウン・ザ・テッシ-オ-ペッ」が行われます。今年は4年に一度のスペシャル大会となっており、7月16日(土)~20日(水)に開催予定です。

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