2014.01.16 [■就航地情報]
<VOL.246>北海道のたからもの「北限のブナ林」
新しい年を迎えた信州は、まだまだ寒い冬の中。
野山の木々もじっとして、来る春を待っています。
さて、今回の北海道情報は、「緑のダム」ともいわれるブナの森の話題です。
森林生態の謎を秘める北のブナの森
「北限のブナ林(黒松内町)」
温帯の代表的樹種として世界の北半球中緯度地域に広く分布するブナ。
北海道では渡島半島だけに分布し黒松内町はその北限といわれています。
なぜ、ブナがこのあたりを北限としているかについては諸説ありますがまだまだその要因は謎のままです。
ブナの落葉は分解しにくく、層となって堆積するので、森は高い保水力を持ち「ブナの森は緑のダム」ともいわれています。林の中を歩くと足裏が心地よく地面はフカフカです。
(秋に紅葉するブナ。四季折々の表情を見せてくれる)
黒松内町では、日本唯一のブナに絞ったビジターセンター「黒松内町ブナセンター」の設置や、ブナの森の自然の恵みを伝える自然学校の開設など、ブナ林の役割を考える取り組みが進められており、ブナセンターのスタッフが林の中を案内するウォッチングツアーも開催されています。
ウォッチングツアーは、季節ごとに開催されていますが、1月、2月には葉が落ちて見通しの良くなった冬のブナ林を森林ガイドと一緒に“かんじき”をはいて散策することができますよ。
◆黒松内町ブナセンターホームページ
http://www.host.or.jp/user/bunacent/
◆北海道遺産ホームページ
http://www.hokkaidoisan.org/heritage/021.html
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