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【休館22日目】開かずの間を初公開!-幻の6階書庫ー

休館中の営業日22日目、12月18日(火)です。

これ、どこだと思いますか?

実はここ、今回初めて公式にお披露目する県立長野図書館の書庫6階の空間なのです。

「書庫なのに何にも無いの?」 「本は?」 「というか、本棚は?」

そんなふうに思われる方もきっといらっしゃるのではないでしょうか

現在、この6階にはなにも無いのです。

この空間は、当館がここ長野市若里に移転新築して以来39年間、ずっと未整備のままでした。本棚はおろか、床も張られていないため、書庫5階の天井を支える骨組みとパネルがむき出しで、実際の書庫としての機能は全く果たしておらず、開かずの間としてずっと眠っていたのです。視察やバックヤードツアーの際にこの空間をご覧いただいたことはありましたが、恥ずべきことなので写真での公開はご遠慮くださいとお願いしていました。

もともと当館の書庫は、下記の写真のとおり地上6階地下1階の構造なのですが、現実的には6階部分を使えないままに運用してきたのです。

しかし、地下1階から地上5階までの書庫はもうほぼいっぱい!収蔵能力の限界を迎えています。

年が明けて2019年になれば築40年を迎える県立長野図書館は、そろそろ新しい図書館を考えていく時期になるはずでしたが、平成29年3月に策定された「長野県ファシリティマネジメント計画」において、県有施設の長寿命化の方針が出されたこともあり、まだ当分はこの施設を大切に使っていくことになりました。

そんな事情もあり、この長期休館中には信州・学び創造ラボ整備のための工事だけでなく、所蔵資料の再組織化を図る作業も行っているのです。

▼参考

【休館15日目】複本チョイス&チェックを続けています

【休館20日目】100年の時を越え「信濃図書館」時代へ①

【休館21日目】100年の時を越え「信濃図書館」時代へ②」)

 

この6階フロアが整備されれば10〜15万点の収蔵能力増になるはずなので、施設の長寿命化を図るうえでは、ぜひとも早期に整備が叶うといいなぁと思っています。

 

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