い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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セミのぬけがらから地球温暖化を考える👨‍👧‍👦

環境・廃棄物対策のY崎です。

突然ですが・・・セミのぬけがらと地球温暖化はどのような関係があるのでしょう???

セミは飛んで移動します。そのため、その場所で発生しているかどうかは、セミが鳴いているだけではわかりません。でも、ぬけがらが見つかれば、確実にその種類のセミが発生している証拠になります。また、セミは種類によって好む環境が少しずつ違います。そこで、長野県環境保全研究所主催の「セミのぬけがらを探せ!」と題したイベントでは、平成24年度から県内6か所において、毎年同じ時期同じ場所でセミのぬけがらを探し、その種類や数の変化から自然環境の移り変わりを調べています。つまり、セミのぬけがらを通して、私たちを取り巻く自然に気候変動が及ぼす影響を学んでいます。


伊那は毎年「鳩吹公園」で開催。今年は8月3日(月)に小学生17名、保護者等大人が14名の31名が参加しました。まず、ぬけがらの集め方の注意を聞きました。集め方の注意って?ぬけがらの大きさやツヤの有無などのほかに触角の形状でもセミの種類を判別するので、できるだけ丁寧に扱いましょう、とのことでした🙄

自然観察指導員や環境保全研究所の研究員の声掛けがあり、参加者はどんどんぬけがらを見つけていきます・・・会場は標高が高いので吹く風が気持ちよく、でも熱気を帯びてきて、子どもはもちろん大人も夢中で探します。


40分ほど探したあと、家族ごとにぬけがらの分類・集計を行いました。

まず大きさと泥付きかどうかで仕分けをします。全長26ミリ以上の大きいグループ、それより小さいグループ、泥付きのもの(ニイニイゼミ)。


次に大きいグループを仕分けます。透明なもの☞ルーペを使い、触角の形状からアブラゼミかミンミンゼミかを区別します。不透明なもの☞エゾゼミ。

小さいグループは、触角の形状からツクツクボウシ、ヒグラシなどに区別します。


参加者はみな真剣に○○セミかな?それとも△△セミかな?と喧々諤々(けんけんがくがく)。時間はあっという間に過ぎていきました。

今年の伊那会場は、アブラゼミ457個、ヒグラシ121個、エゾゼミ37個など合計796個ものぬけがらが集まりました👀

調査当初の十数年前ヒグラシが9割近く占めていた鳩吹公園は、年々アブラゼミが台頭してきています(※参照)。このことから、自然豊かな鳩吹公園でも気候変動の影響を受けていることを改めて知ることができました。また、毎年同じ場所同じ時期に調査し記録を残しておくことで、身近な題材から小学生でも自然の変化を捉えることができるイベントだと感じました。「来年も来ま~す」と言ってくれた小学生、「大人も楽しめました」と感想を寄せてくださったおうちの方。こちらこそお手伝いできてよかったです💖来年また会いましょう。

(※)明け方や夕方「カナカナカナ」と鳴くヒグラシは、山地のスギ林など湿った林に多く生息していて、都市化が進んだ地域では少なくなる傾向です。「ジリジリジリ」と細かく鳴くアブラゼミは、幼虫も都市化された環境でも生息可能で、木々だけではなく壁も登って羽化できる「都市型」のセミです。

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