2025.03.19 [ 自然・山・花農業農村支援センター ]
上伊那の花の未来を創る!花のプロと上農生の意見交換会
皆さんこんにちは。上伊那農業農村支援センターのあんこです
突然ですが皆さんは、自分が興味あることについてプロと話せる機会があったら、いろいろ聞いてみたいですよね?私自身も若かりし頃に、夢見ている職業について詳しい話をじっくり聞いていたら…今とは違う人生を歩んでいたかもしれません。
先日、花に携わるプロフェッショナルと、上伊那農業高校2年生植物コースの20名が、伊那合庁において、意見交換会を行いました。

講師4人を迎え、意見交換会の始まりです。
この会は、上伊那の花の認知度向上のためのプロジェクトである「はな高々い~な」の活動の一つである、花の関連産業において女性や若者に選ばれる魅力ある地域づくりを目指し、進路選択の一つとしてとらえてもらうこと目的に行われました。
講師にお招きしたのは、フローリストである「みのわ花園」を営む山口元樹さん、
辰野町で水稲と花きの栽培をしている石川ライスの石川弘明さん、
JA上伊那営農経済部で花きの販売に関わっている山崎治美さんです。
そして当センターで花き栽培技術を担当している小池も講師として参加しました。

自己紹介をしていただきました。ありがとうございます!
上農生は4グループに分かれ、講師全員と意見交換ができるよう、講師が一人ずつ座る4つのテーブルを順に回りました。
花屋を営む山口氏が講師として座るテーブルで、上農生は「花屋をしていて苦労したことや楽しかったことは何ですか?」「どうして花屋になろうと思ったのですか?」「フローリスト(花に携わる仕事をする人)になるにはどうしたらよいですか?」などを質問していました。

それぞれの講師から、興味深い話をたくさん聞くことができました。
山口氏は「市場で競り落とし、花を仕入れて商品にするまでの作業や、どんな花を仕入れるかを旬の花や世間のイベントなどから考え、店内に陳列して販売する。体力もいるし、関係機関とのコミュニケーションも必要。お客様からは見えない地道な作業が業務全体の8割ある」と話され、「大変な仕事だが、花が嫌いな人はいないし、仕事は楽しみでさえある。花屋は面白い!」「フローリストになるには専門学校に通い、花屋で働き経験するなどして花の基礎を学ぶことが重要」と熱く上農生に話していました。
それぞれのテーブルでは、講師から花に日々携わり感じていることや、今後望むことなども聞くことができました。どのテーブルも時間ギリギリまで話が盛り上がり、お互いの想いや考えを伝えることができたのではないかと思います。

各テーブルのフラワーアレンジメント。何の花を使っているかわかりますか?
それぞれのテーブルの中央には、山口氏作のアレンジメントが置かれていました。

生産量日本一!アルストロメリア!花言葉は「エキゾチック」!
今回参加した全員が花に関する職業への理解を深め、その魅力について新たな視点と知識を得る貴重な機会となりました。上農生の皆さんが「花き産業」を進路選択の一つにしていただけたらうれしいです。今回得た学びや気づきを、今後日々生活する中で活かし、上伊那の花の未来を創っていくことを心から願っています。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
このブログを書いていて、思うことがありました。
私あんこは、あの時あの人に出会っていなかったら、あの話を教えていただかなかったら、今頃、一体どうなっていただろうと思いました。その選択の末の今、こうして楽しくブログを書き、皆さんに読んでいただいているので、その方に深い感謝が湧いてきます。
もしかしたら私も、誰かの人生を変えるきっかけになっている、かも?
上伊那の花がもっともっと多くの方に届きますように
暮らしに「上伊那」の花を!
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