い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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若葉の季節に未来のお米を植える~伊那米総合試験地 田植え~

みなさんこんにちは(^^♪
上伊那農業農村支援センターのあんこです。
心地よい陽気に包まれ、自然と前向きな気持ちになる季節となりました。
若葉のやさしい緑が山々を彩り、見ているだけで心が軽くなるようです。


5月15日、今年度も伊那米総合試験地(いなまいそうごうしけんち)にて田植えが行われました。
ちょうどよい気温に加え、時おり心地よい風も吹き、絶好の田植え日和となりました。
伊那米総合試験地は、昭和47年に設立された「伊那米振興会」が、水稲の機械栽培技術の発展に対応するために設置したものです。
50年以上にわたり調査・試験を重ね、2度の移転を経て、現在は伊那市美篶(みすず)にあります。
この試験地は当センターをはじめ、JA上伊那や全農などの6つの機関で運営をしており、上伊那地域のお米づくりを支える品種試験が行われています。


関係機関が連携し、伊那米の未来を支える試験田での田植えが行われました

当日は「田んぼ用の長靴」を履いた関係者およそ30人が参加しました。
試験地の歴史や植え方の説明が行われた後、いよいよ作業開始です。


今回植える苗は、なんと12品種。あらかじめ引かれた線に沿って、品種ごとに決められた場所に植えていきます。ベテランもビギナーもそれぞれ苗を手に、田んぼへと足を踏み入れました。


✅ここでチェック!
「田んぼ用の長ぐつ」って知っていますか?
田植えや草刈りなど、田んぼでの作業に欠かせない専用の長ぐつです。
やわらかく足を取られやすい田んぼの土に対応するため、靴底は広めでフラットな形状になっており、沈み込みを防いでくれます。また、土の中から足を抜くときにスポッと抜けやすいのも大きな特徴です。
水や泥が入りにくいよう丈が長めで、軽く動きやすい素材が使われているものが多く、作業がしやすい工夫が詰まっています。


ひと植え、ひと植え、ルールを守りながら丁寧に植えていきます

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どうやって植えているの?
苗の束から3本を取り、深さ2cmで、線に沿って等間隔に植えていきます。
この「3本・2cm」には理由があります。
3本で植えた株は4本以上の場合より日光を効率よく受けることができ、根の伸びや葉の広がりも良くなります。その結果、よりよい生育につながるとされています。
また、これまでの試験データと比較するためにも、基準となる深さと植える本数を守ることが重要になります。


足元に気をつけながら、3本ずつ数えて植えていきました

ただ植えればよい、というわけではありません。
正確なデータを得るためには、こうしたルールを守ることがとても大切です。


ビギナーはベテランの動きを参考にしながら、丁寧に取り組みます

田植えのベテランが見せるスピードと正確さはさすがの一言。経験の積み重ねが感じられました。
一方でビギナーの方も、その様子を参考にしながら、一つひとつ丁寧に植え進めていました。
実家で田植えを手伝った経験のある私も少しだけ参加しました。
転ばないよう慎重に足を運びながら、濁った水で見えづらくなった線を確認し、周りの苗と揃うように位置を整え、3本ずつ数えながら植えていきました。
作業は約2時間で終了し、手植えの区画を無事に植え終えることができました。


これから太陽の光と大地の恵みを受けて大きく育っていきます

田んぼ一面に広がる緑の早苗。
植え終えた達成感と、澄んだ青空の美しさに心がすっと晴れるような爽やかさを感じました。
今回は、泥に足を取られて転んでしまう方もおらず、無事に作業を終えることができました。
やわらかな苗は、これから太陽の光をたっぷり浴び、大地の恵みを受けて大きく育っていくことでしょう。


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これからどうするの?
植えられた苗は、収穫まで定期的に「生育調査」が行われます。
葉の長さや茎の数、生育の段階などを同じ株で継続して記録していきます。
今年の気候の影響や暑さへの強さ、新品種の特徴、肥料の効果など、さまざまな視点で分析され、
そのデータは農家の皆さんへの指導にも活用されます。


一面に広がる早苗の緑。作業を終えた達成感に包まれました

小さな苗がやがて大きな実りへとつながっていく。
未来のお米に期待がふくらむ、そんな営みを感じられる一日でした。


令和6年度の田植えの様子


【問合せ】上伊那農業農村支援センター 技術経営普及課 TEL 0265‐76‐6841


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