「井上井月とは（１８２２？～１８８６年）」
　（以下、一般社団法人井上井月顕彰会の井月の句碑マップより引用させていただきました。）
　文政５年（１８２２年）に生まれたと言われる。越後長岡藩士井上某の子といわれ、勝造または勝之進と称し、井月と号した。如何なる契機で俳人となったか明らかでないが、嘉永５年（１８５２年）善光寺に来り、伊那へ来たのは安政５年（１８５８年）頃で、紋附黒羽二重の小袖、白小倉の袴、菅の深阿弥笠といったいでたちであったと言う。
　生来酒を好み、行往坐臥悉く奇行逸話でないものはなく、酒を飲めば只、千両々々と唱え、甞めて怒ったこともなく、また婦人に戯れたこともなく伊那谷にあること３０余年、明治２０年３月３１日伊那市美篶末広太田窪の塩原折治梅関方で眠るように漂泊詩人井月は往生を遂げた。
　時に６６歳で、井月の墓は死後まもなく門人梅関によって建てられた。自然石に“降るとまで人には見せて花曇り”の一句が刻まれている。（下島勲編、井月全集より）　

イベントチラシ表

イベントチラシ裏

　開催日：平成２６年８月２９日（金）～３１日（日）
　会　場：伊那市生涯学習センター（いなっせ：伊那市荒井３５００）
　内　容：
　●シンポジウム～井月と放浪の俳人たち～　２９日１４時～１６時半　いなっせ５階会議室
　●二代目高橋竹山放浪と東北を唄う　２９日１８時～２０時１５分　いなっせ６階ホール
　●第２３回信州伊那井月俳句大会　３０日１０時～１５時半　いなっせ６階ホール
　●石寒太氏講演会「漂泊の系譜を継ぐもの～惟然・井月・山頭火～」１３時～１４時半　いなっせ６階ホール
　●井月句碑めぐり（写真展）２３日～３１日９時～１９時　いなっせ２階展示ギャラリー
　●井月の四季（原画　鈴木岬・切絵　中村満宏）２８日～３１日９時～１９時　いなっせ５階廊下
　●井月展示室　軸物・屏風など井月の直筆を展示　常設展１０時～１７時　伊那市創造館２階
　●映画「ほかいびと」パネル展示１９日～３１日１０時～１９時　伊那図書館１階ギャラリー
　●「井月の句心を書で描く」書家・向山竹脩と会員の作品展示２３日～９月６日９時～１８時　きたっせエントランス
　●田嶋健版画展「井月をめぐる旅」１３日～３１日９時～１７時　市民ギャラリー
　●物販：伊那の土産品・井月関連商品の販売（銘菓、地酒、書籍、Tｼｬﾂ、そばなどなど）
　　　２９日１６時半から１８時半・３０日１１時～１３時　いなっせ６階ホワイエ
　　　３０日１５時半から１７時半　いなっせ５階
　主　催：千両千両井月さんまつり実行委員会・伊那市・伊那市教育委員会
　問い合わせ：実行委員会　TEL ０２６５－７８－４１１１（内２７２３）