2012.07.30 [ 地域振興局 ]
辰野町で「木の駅プロジェクト」始動!
林務課普及係です。
辰野町沢底地区で「木の駅プロジェクト」が始まりました。
このプロジェクトは、沢底地区を元気にしようと活動している「さわそこ里山資源を活用する会」が、現在全国各地で山村地域を元気にしている「木の駅プロジェクト」を取り入れようと今年から取組を始めたものです。
「木の駅プロジェクト」とは、山で切り捨てられている間伐材(林地残材、未利用材などと言います)を、地域の森林所有者であるオジサンやオバサンたちが、チェーンソーと軽トラを使って集落の決められた場所に集めて、チップ用材や薪として業者に売り渡し、晩酌ができる程度の「小遣い」を稼ごうという取組です。
地域で実行委員会を作り、集積場所で実行委員会が「地域通貨」で材木代を支払うのが特長。前述のオジサン・オバサンが地域の商店で「地域通貨」を使うことにより、間伐材の価値が地域で循環するという仕組みです。チェーンソーと軽トラさえあれば始められるというのも魅力です。
7月24日(火)には、元祖「木の駅プロジェクト」の創始者である丹羽健司さん(岐阜県)を沢底地区にお招きし、仕組み等の勉強会が開かれました。
講師の話を熱心に聴く地元の皆さん
講師の丹羽健司さん
実行委員会の立ち上げはこれからですが、地元の皆さんは熱心に聞き入り、これからのプロジェクトの展開に夢を膨らませていました。
地方事務所林務課では、この活動がどのように発展していくのか今後もしっかりウォッチしつつ、支援していきたいと思います。
※「上伊那の森林レポート」のアーカイブが、上伊那地方事務所林務課のホームページ(URLは以下のとおり)からご覧いただけます。
http://www.pref.nagano.lg.jp/xtihou/kamiina/rinmu/brogkoshin.htm
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