2014.01.29 [ 地域振興局 ]
搬出間伐が進んでいます!
林務課から森林レポートです。
上伊那森林組合では、平成24年度にハーベスタなどの高性能林業機械を新たに導入して、積極的に搬出間伐を進めています。
平成26年1月17日(金)には、上伊那地域の南部4市町村と森林組合で構成する伊南林業振興推進協議会による技術講習会が開催され、中川村村有林で稼働しているハーベスタとウインチ付きグラップルについて、森林組合の担当者から実演と説明を受けました。
ハーベスタは、立木の伐採から枝払い、造材までを行える機械ですが、この現場は地形が急峻なため伐採作業が行えないということで、チェーンソーで伐採した木の枝払い、造材で活躍していました。
伐採された木を掴みます。
この機械では、35cmくらいまでの材を掴むことが出来るそうです。
掴んだ木を横に送りながら、長さを計測します。
設定された長さまで送ったら、ハーベスタに装備されたチェーンソーで玉切りします。
ウインチ付きグラップルは、材を引き上げるウインチと、材を掴むグラップルを装備した機械です。
当日は、チェーンソーで伐採した木を林道まで引き上げるのに活躍していました。このウインチで、2トンの重さまで引き上げることが出来ます。
近くまで引き上げたら、グラップルを使って材を掴んで引き上げます。
地元の林務委員の方も、初めて見る機械に興味津々です。
高性能林業機械の導入により、これまでチェーンソーで行っていた作業が、効率的かつ安全に行えるようになります。
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