2014.07.24 [ 総務管理課 ]
防災講演会in長和
地域政策課のK-Mです。
先日、長和町において、防災講演会が行われました。
長和町長はじめ町の住民や、警察、消防、行政機関から数多くの方々が参加されました。
講師は群馬大学大学院理工学府 教授の片田先生です。
片田先生は、災害への危機管理対応、災害情報伝達、防災教育、避難誘導対策のあり方等に着いて研究するとともに、地域での防災活動を全国的に取り組んでおられます。
特に、岩手県釜石市においては、児童、生徒を中心に津波防災教育に取り組み、災害をやり過ごす知恵や立ち向かう主体的姿勢の定着を図ってこられました。
これらの教育が、かの「釜石の奇跡」につながったのです。
以前、青木村で同様の講演会があり、その際も拝聴しました。
津波からの避難訓練を8年間重ねてきた岩手県釜石市内の小中学校では、全児童・生徒計約3千人が即座に避難。生存率99・8%という素晴らしい成果を挙げて「釜石の奇跡」と呼ばれた経緯についてとても興味深いお話が聞けて感動を覚えました。
(興味のある方は「釜石の奇跡」で検索をしてみてください)
その片田先生の講演を再び管内の長和町で聞けるとあっては行かない訳にはいきません。
前半は最近の台風や土砂災害の傾向についての講演です。
自然災害が多発している。
巨大台風が相次いで発生している。
地球温暖化によってゲリラ豪雨が頻発している。
など、喜べないこの現状にこれからどのように向き合えばよいのでしょうか?
後半はそれらの災害に対して、3.11を例にとっての対策の講演です。
印象に残った言葉に「正しく恐れる」という言葉がありました。
自然の恵みをたくさんくれる海や山に対し、普段から恐れる必要はない。
子どもに「こわい」と教えてしまうと、普段から恐れるようになり、やがてそこから離れてしまうようになってしまうから。
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