じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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みどりの少年団出前講座の『炭焼き』を見学してきました!!

上田地域振興局林務課 山の上のポチャです。

2月16日、上田市立豊殿小学校4年生を対象に行われたみどりの少年団出前講座の『炭焼き』を見学してきました。

かつて「炭」は燃料として生活に欠かせないものでしたが、昭和30年代半ば以降は石油・電気・ガスなどに変わり、『炭焼き』はあまり行われなくなりました。

しかし、細々とではありますが、炭焼きの技術は伝承されています。

講師である上田市豊殿地区の『豊殿しょいこの会』は平成7年の発足以来、四半世紀以上、里山整備と炭焼きを続けています。

子供たちは事前に炭焼きについて学習してこの日に臨みました。

3つのグループに分かれ、炭の窯出し、薪割り、伐り出した丸太を曳くなど炭焼きに関係する作業をそれぞれ体験しました。熱かったり重かったりして慣れない作業にどきどきしながらも「大変だったけど楽しかった!」という声が多く聞かれました。

しょいこの会の皆さんは長年、豊殿小学校での活動を行ってきましたが、悩みはメンバーの高齢化。「喜んでもらえるのでできる限り続けていきたいとは思うがいつまでできるか。若い人が入ってくれたらうれしい。」と中村会長さん。炭焼きの技術や伝統とともに、地域を担うという思いが若い世代に引き継がれていくといいですね。

  

この炭焼き窯は5代目。内部は1000度に達しており、取出口の前に立つとその熱が伝わってきます。

炭の材料はクヌギやナラの木。4日間ほど窯の中でじっくり炭化させます。

  

真っ赤になった炭を掻き出し、灰をかけて冷まし白炭をつくります。

薪割も体験しました。

スパーンと割れると何とも言えない爽快感があり、うまく割れるようになると楽しくなります。

伐り出した木を広場まで力を合わせて運びます。「せ~の~!」。

法被に描かれた背負子が地域への思いを語っています。

*みどりの少年団出前講座は「公益財団法人長野県緑の基金」が行う緑の募金を活用して実施しています。

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