2012.04.12 [ 林務課 ]
さよなら「さくら」
春は別れと出会いの季節。
自然界でも様々な別れと出会いが繰り広げられています。
私たちの身の回りでも、白鳥など冬鳥が去り、燕など夏鳥が姿を見せ始めています。
上田市大屋の千曲川と依田川とが合流する辺りで冬を過ごし、付近の皆さんの目を楽しませてくれていたコハクチョウたちも北へ帰っていきましたが、なんと1羽だけ取り残されてしまいました。
家族愛が強いと言われる白鳥たちですので、よほどの理由があるのだろうと思われますが、確かなことはわかりませんでした。
その1羽がグッタリした姿で発見されたのは4月1日の深夜。朝方には死亡が確認されました。
死因を特定するため動物病院に運び込み、診察していただいた結果は、「首の骨が折れているので、何かに衝突し、即死状態だったのでは」とのことでした。
林務課では、北へ帰れないコハクチョウを心配されていた皆さんに、こうした経過をお知らせするために現地に看板を設置しました。
見守ってこられた方々と林務課で相談し、死亡したコハクチョウに「さくら」と命名しました。
大勢の皆さんがこの悲しい別れをとても残念がっておられます。
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