じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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別所線の魅力 番外編 さくら国際高校で丸窓電車の修復作業です

上小地方事務所のY夫です。

別所線を走っていた丸窓電車は、現在3ヶ所で展示されています(その様子は、こちらのブログで)。そのうち1台は、昨年4月、上田市のさくら国際高校に上田電鉄から譲渡され校庭に展示されているものです(「木造校舎と丸窓電車」のブログでも取り上げています)。
この丸窓電車を化粧直しする作業が8月31日に行われましたので取材に行ってきました。

左の写真は、7月に撮影した修復前の写真です。中も見ることのできるよう階段も設置してありますが、外や中の塗装ははげています。高校では、丸窓電車は貴重な財産だということで、生徒だけでなく、地域の方々、子供たちにも見てもらおうと、今年修復を行っています。この日は、一般の方も含めて、修復の体験会を行ったもので、一般の方が10名程度、生徒や先生方が40~50名くらい参加されました。

この日は、雲はあるものの暑い日で、校舎の後ろには女神岳もよく見えます。報道陣も集まり、担当の先生に取材しています。

作業の準備はできていて、電車の周りには足場が組まれ、塗料が飛び散らないよう覆いもかけられています。塗料の準備もできていて、最初に担当の先生からご挨拶があり、さっそく作業開始。



車体の外側の塗装は、炎天下たいへんです。皆さん汗を拭き拭き、水分を取りながらの作業です。窓ガラスには塗料がかからないよう新聞紙をはって、慎重に刷毛を動かします。

車体の下側もきれいにします。車輪や車軸など電車を動かす部品がたくさんありますが、丁寧に磨いてきれいにしています。座ったままの姿勢で疲れるでしょうが、生徒さんたちは黙々と作業しています。根気が要る仕事です。

中側は、シートもはずして木材部分にニスを塗ります。風が通らないので皆さんマスクをして塗料のにおいと刺激を防いでいます。でも長時間作業していると気持ち悪くなりそう。塗る部分は凹凸もあるので神経を使います。

そんな作業をしている間、お昼の準備も進んでいます。特製カレーの仕込み中です。

お昼休みを挟んで、午後も作業。2時頃には一区切りがついてこの日の作業は終了。中もきれいになりました。締めのご挨拶があってこのあと皆さんで記念写真。皆さん本当にお疲れ様でした。

このあとも生徒さんたちで作業を続け、「鉄道の日」である10月14日にお披露目される予定です。この日には、「丸窓電車リレートーク講演会」が高校で開催されることになっています。
講演会の概要
・日時:10月14日(日)14:00~16:00
・場所:さくら国際高校
・講師:母袋上田市長、俳人の黛まどか氏、日本観光振興協会総合研究所長の丁野朗氏、塩田平文化財保存協会長の宮本達郎氏など


さくら国際高校
住所:上田市手塚1065

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