2022.11.09 [ 職員のみつけた情報コーナー歴史文化食文化企画振興課自然・花便りレストラン・ショップその他 ]
牛に引かれて善光寺参りライドへ行ってきました🚴三
こんにちは。企画振興課 木酋です。
「牛に引かれて善光寺参り」ということわざはご存じでしょうか。
思わぬ縁から良い方に導かれる、思わぬ他人からの誘いで物事が良い方向にむかう、ことを表しています。
このことわざの由来は諸説あるのですが、一説では、現在の東御市布下あたりに住んでいた強欲で不信心な老婆に、仏の道を説くため観音様が牛へ化け、老婆が千曲川で洗濯した白布を角でさらい、追いかけさせて善光寺へ導いたことから、というものがあります。
気付いたらいい歳になっているものの己の未熟さを実感することが多い私、これに倣い、東御市布引から善光寺まで自転車で辿ってみることにしました。
善光寺までの道順は、長野県一周サイクリングJapan Alps Cycling Roadを参考にしつつ、次のとおりとしました。
出発地点の布下から千曲川を越え田中駅方面へ、旧北国街道で海野宿~岩下宿を抜けた後は土手沿いを行き、古舟橋を左岸へ渡った後に川沿いを進み、上田坂城バイパスを抜けたら、上田千曲長野自転車道線、そして新篠ノ井橋あたりから再度旧北国街道へ入り、丹波島宿を抜け県庁通りで善光寺まで。
片道約57km。なるべく車通りや人通りの多そうなところを避けているので、走りやすいのではと思います。
大まかなルートはこちら→ https://goo.gl/maps/AuDyp4J9P5ocP7bT6
さて当日は、朝10時に布下を出発。風もなく、気温は18℃ほどといい天気でした。
【海野宿と、宿場感は薄めだが個人的に好きな岩下宿】
【川沿いを進みます。赤い橋は別所線の千曲川橋梁です。】
【上田坂城バイパスのトンネルを抜けると、みんな大好き上田千曲長野自転車道。気持ちよく進みます。】
【新篠ノ井橋で曲がり旧北国街道を行きます。】
【丹波島宿。初めて通りましたが、いい雰囲気でした。】
その後県庁通りを進み、到着しました善光寺!時刻は13時過ぎ。秋の青空に境内の紅葉が映えておりました。
ちなみに、令和4年11月12日(土)放送のNHK「ブラタモリ#222」は、善光寺! 是非ご覧ください
さて、お参りをし、一息ついたら早々に復路を進みます。
途中、本日の二つ目のお目当ての為、戸倉上山田に寄ります。それは、上山田病院近くにある、フロスタさん。いつも温泉の帰りにフローズンヨーグルトをいただいているのですが、今回はシェイクにしました。疲れた身体に染み渡るおいしさです。
なお、戸倉上山田のファミリーマートや、カラコロの湯などでは無料で利用できる足湯があり、疲れた足に効きます。大変ありがたい。
元気になった身体で残りを進みます。
夕陽の当たる千曲川や浅間山がとてもきれいでした。
そして16時半、布下まで帰ってまいりました。往復で約6時間半、114kmの旅となりました。
さて、この地点から見えるこの山の中腹にある白い部分。一説では、老婆が善光寺から持ち帰った布が、風に吹かれて岸壁に張りついて岩となったと言われてます。
感傷に浸るほど体力の残っていない私は、白いタオルが風に飛ばされぬようしっかり握り、近くの源泉かけ流し温泉で疲れを癒します。
言い伝えでは、善光寺から戻ると強欲だった老婆の心はすっかり晴れたとのことでしたが、私は、「もっと快適にロングライドできそうな自転車が欲しいな」や「通りかかったあそことあそこのお店がおいしそうだったな」などなど、一層に欲を膨らましつつ帰宅したのでした。
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