2016.05.12 [ 職員のみつけた情報コーナー歴史文化食文化その他 ]
上田スイーツさんぽ≪御菓子 花岡 その2≫
上小地方事務所のT-BOXです。花岡のお菓子はどれもおいしいですが、和菓子は特におススメの品がたくさんあります。
くるみ饅頭は餡がとても上品です。上に乗っている胡桃が餡のおいしさを引き出しています。くるみゆべしも価値ある一品です。ゆべしは西日本では柚子を用いたものが主流ですが、東日本は柚子の産地から遠かったため、材料として入手しやすかった胡桃のゆべしが作られたとのこと。胡桃のおいしさがゆべしの「もちもち感」とぴったりマッチしています。
そのほか、若草を思わせるふくさも初夏にお似合いのお菓子です。ふくさの名前は「袱紗包み」から来ているとのことで、その名のとおりお茶に合います。
東御中央公園から上の方へ、山側に向かい、浅間サンライン、上信越自動車道を横切ると祢津の集落に入ります。
このあたりは、海野氏、望月氏と並び滋野三家と呼ばれる祢津氏が平安期から勢力を広げ、居館があったところ。祢津氏は、戦国時代には徳川氏や上杉氏などに仕え、真田氏とも小県郡の領有をめぐり争ったこともありました。その後、真田氏の臣下になり、一族は松代藩の家老なども務めることになったとのこと。真田氏が去って後、江戸時代になると祢津の地は天領になり、明治維新を迎えます。
この祢津氏の本拠地であった祢津村は、明治22年に祢津東町、祢津西町、新張(みはり)村等の区域を持って発足。昭和31年に田中町、和(かのう)村と合併するまで小県郡東部の村として続きました。
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