環境課のKです。

不法投棄防止の啓発やパトロール活動を行っている「上小地域廃棄物不法投棄対策協議会」は、県民や観光客に家庭ごみや車内ごみのポイ捨て禁止を呼びかけるため、国道２５４号線沿いの上田市西内地区「鹿教湯温泉」入口ポケットパークと、東内（下和子）地区待避所の２箇所に「ゴミ無し地蔵」を設置しました。


「ゴミ無し地蔵」は現在、長和町に７体、青木村に１体が設置されていて、お地蔵さんの御利益からか、その周辺のポイ捨てが少なくなったと地元では評判となっています。

それでは、８月６日に行った「設置式」の様子をお伝えします。

＜鹿教湯温泉（西内）地区＞

当日は、地元の西内自治会の永井自治会長さん、鹿教湯温泉観光協会の斎藤協会長さん、丸子自治センター職員、地方事務所環境課職員が出席して「ゴミ無し文殊菩薩設置式」を行いました。
鹿教湯温泉に設置するのはお地蔵さんではなく「文殊菩薩」です。文殊堂のある鹿教湯らしさを出したいという地元の要望で、文殊菩薩を彫っていただきました。
設置後のあいさつで、永井自治会長さんは「自治会でも環境美化に取り組んでいるので、文殊菩薩の効果に期待したい。」、斎藤協会長さんも「ゴミのポイ捨てが減って、観光客にも評判が良くなるのでは。」と喜んでいただきました。

＜下和子（東内）地区＞

続いて、東内の下和子地区の「ゴミ無し地蔵」設置式を行いました。
この場所は、長和町方面へ向かう小屋坂トンネルの近くの待避所で、以前からごみのポイ捨てが多い場所として、地元から対策の要望が出ていたところです。
下和子自治会の下村自治会長さんからは、「地元でも道路環境美化に取組んでいるが、なかなかポイ捨てが減らず困っていた。これを機に少しでもゴミの投棄が減ればありがたい。」とごあいさつをいただきました。

今回設置した「ゴミ無し地蔵」は、長和町でペンション「おはようパウロ」を経営されている尾上靖忠さんにボランティアで彫っていただいたものです。（長和町の７体、青木村の１体も尾上さんの作品です。）
また、材料となる木は地元のアカマツの松枯れ材（くん蒸処理済のもの）を活用しました。

お地蔵さんの御利益と、管理していただく地元の皆さんの御協力のもと、この地域の不法投棄が減ることを期待し、今後、上小管内の各地域にこの取り組みを拡大していきたいと考えています。