2016.01.18 [ 環境課 ]
灯油等の流出事故にご注意ください!
油や農薬等が河川に流出する「水質汚濁事故」ですが、河川の水は、水道水や農業用水など幅広く利用されており、ひとたび水質汚濁事故が発生すると、多くの方の生活に影響を及ぼすとともに、自然環境の悪化にもつながってしまいます。
水質汚濁事故の発生原因として最も多いのは油類の流出です。(全県の事故発生件数の77%が油類の流出事故(H26年度))
特に、寒さの厳しくなるこの季節は、暖房器具の使用が増えることなどから、灯油など油類の流出による水質汚濁事故が多発しています。
水質汚濁事故の発生を防ぐため、灯油の扱いに当たっては、以下の点についてご注意いただくようお願いします。
・ホームタンクから灯油を小分けする際は、その場を離れない。バルブの閉め忘れにも注意。
(作業中にその場を離れ、ポリタンクから灯油があふれる事故が多く発生しています。)
・タンクや配管に傷みが無いか、油量が急激に減っていないか、こまめに点検・確認。
・ホームタンクには灯油の流出を防ぐ「防油堤」を設置。
水質汚濁事故を起こしてしまった場合、周辺環境に多大な影響を及ぼすとともに、その処理費用は原因者が負担することとなります。また、農業や漁業等へ被害が及んだ場合には、多大な賠償を請求されることもあります。
早期発見・早期対応が、汚染の拡大を防止し、費用負担を減らします。
万が一、灯油等を流出させてしまった場合、また、流出を発見した場合には、最寄りの消防署、市町村、地方事務所環境課まで、直ちにご連絡をいただきますようお願いします。
(流出した灯油をオイルマットで吸着しているところ)
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上田地域振興局 総務管理課総務係
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