こんにちは。上田地域振興局農地整備課 みーです。
農地整備課の仕事を紹介したいな~と思って、うちの“ちいかわ”さんに、塩野池の現地調査について教えてもらいました。
美しいでしょう、塩野池。
まず、塩野池について少し説明します。
ご存じの方も多いと思いますが、長野県上田地域は降水量が大変少なく、古くから、ため池がたくさん作られている地域です。
そして、塩野池は、上田市塩田平にあるため池のひとつです。
さて、現在、上田地域振興局農地整備課では、管内にあるため池の防災工事を行っています。
防災工事って何???
大きな地震や豪雨が原因で、万一、ため池が決壊したとき、近くのおうちや学校、病院、主要道路や鉄道に被害を与えてしまうと想定されるため池に対して行う補強や改修などが「防災工事」です。
塩野池は、塩田平の南部に位置し、かんがい面積 11haというため池です。
☆かんがい面積とは
ため池の水を使って作物を作っている土地の広さ。
ここでは、塩野池の水を使っている田んぼの広さ、ですね。
11haといえば、ざっと野球場 10個分ぐらいです。
ひ、ひ、ひろ~い!!!
この塩野池は、戦国時代に作られたといわれています。
こんなに大きなため池を作ったなんて、本当にすごい。
ため池の歴史を知るたびに、いにしえの人々のすごさを思います。
塩野池の防災工事は、今年度始まる予定です。
そこで、うちの“ちいかわ”さんの登場です。
“ちいかわ”さんは、工事にいくらかかるのかを計算する担当だそうです。
そのために、先日、塩野池の堤の内側の傾斜を測りに行ったのです。
「傾斜(角度)に合わせて、工事で使う部材を選びます。」と教えてくれました。
材料の名前もいくつか教えてくれましたが、覚えられませんでした…。
そこで登場、この道具!
大きな分度器、って思いましたが、本当の名前は「スラントルール」っていうそうです。
かっこいい。
工事の大切さも大変さもわかっていますが、私はこの「スラントルール」に刺激され、このブログを書きました。
これから少しずつ、ため池の防災工事の話をしていけたらいいなって思っています。
ため池を、夏休みの自由研究のテーマにしてくれる人があらわれるとうれしいなあ。
最後に、お願いです。
〇ため池はとてもきれいです。と、同時に、大変危険な部分もあります。
まわりをお散歩できたりしますが、絶対にフェンスの内側には入らないでください。
フェンスのないところでは、けっして近づかないこと!
〇魚を持ち込まないこと!
どうぞよろしくお願いします。
さて、ここで問題です!
上田地域振興局管内(上田市、東御市、長和町、青木村)に、ため池はいくつあるでしょう。
次の農地整備課発信のブログで、正解を発表します。
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