第1部は「上田地域のコロナ禍のこどもカフェ・こども食堂の取り組み」。それぞれ発表がありました。
▲まるこ福祉会 栁澤理事長 ▲おけまる食堂運営委員会のみなさん ▲NPOホットライン信州傳田事務局長
「おけまる食堂」は上田合同庁舎のほど近く、上田市常田にあるこどもカフェです。高校生が運営の中心、大人は見守るスタイルです。発表は運営委員長の依田榛葵さん(上田東高校JRC班)と副委員長の山崎千佐都さん(上田染谷丘高校)。
活動のなかで感謝の言葉をいただくと、「自分たちの活動が人の支えになっている」と実感が持て、活動の励みになり、また一人ひとりの成長につながっていること、食材支援を通じて人と人との確かなつながりを感じながら活動を行えているのは自分たちにとって本当に大切な経験であることを語ってくれました。また活動をサポートしてくれている事務局の小林さんが「困ったときはお互い様」とよく口にしているのを聞き、誰もがどこでどんな時に今度は助けてもらうことがあるかもしれない、そうやって自分も社会とつながっている、「助けてあげる」という上から目線は違うのだということをおけまる食堂で出会った人から学んだとも話していました。授業での学びを活かし、高校生が自分事として地域に出て活動することは小さな活動かもしれないが確実に社会を変えていくとも感じているという発表は本当に頼もしく、明るく温かい希望を感じました。
第2部は各グループに分かれた情報交換会。
自己紹介から始まり、第1部の事例発表を聞いての感想(よかったこと、学んだことは何か)、これからの「こどもカフェ・こども食堂の在り方」についての意見交換を交わしました。
どのグループも、どのタイミングで伺っても白熱していて、ぶんぷくも輪に加わりたかったです活動を続けるにあたり皆さんどうされているかなど、まだまだ話は尽きなかったのですが、最後はグループごとの発表で終了となりました。
発表を伺っていると、「コロナ禍でのもどかしさと、反面、見えてきたこと」として「食べること・食べる場の大切さ」「できることから」「つながること」「若い意欲への感動」などなどキーワードが浮かんできました。参加された方々は、発信者となり地域を温めてくださっていることが想像できる内容でした。
嬉しいことに、こどもカフェ・こども食堂を始めたいと考えている方の参加もありました。まず参加してみるという一歩が新たな活動の一歩とつながることを願ってやみません。NPOホットライン信州さんを始め、信州こどもカフェ推進上田地域プラットフォーム(事務局:上田地域振興局県民生活係)も始めるにあたっての相談から情報提供など継続的なサポートを行っております。コロナ禍の今だからこそ、子どもの居場所づくりの計画をじっくり練ってみませんか?
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