みなさん、こんにちは！　環境課のサイクリストＫです。

「スノーシュー」を履いて、上小地域の冬山に登るシリーズ３回目。

今回は、湯の丸高原「湯ノ丸山」で新雪の山歩きを楽しんできましたので、その様子を紹介します。

 ☆地蔵峠から湯の丸キャンプ場、つつじ平まで

湯ノ丸山と烏帽子岳の登山口は、スキーヤーで賑わう「湯の丸スキー場」西側のゲレンデ近く「レストハウス花紋」の横にあります。　既に数人が登った跡があり、スキーヤーも降りてくるらしく、一本のトレースが林の中へ続いています。

しばらく歩くと広場に出ますが、そこが「湯の丸キャンプ場」。正面の林の向こうに、これから登る「湯ノ丸山」の丸い穏やかな姿が良く見えます。　山頂目指して、いざ出発！

林の中を進むと、湯ノ丸山と烏帽子岳へ向かう「分岐点」が現れます。ここで烏帽子岳から下山してきた方に様子を聞くと、烏帽子岳から湯ノ丸山へ上るコースは足跡が無く、雪が深いので縦走は厳しいということです。今年は例年よりも雪が多いようですね。まず烏帽子岳に登って、そのまま湯ノ丸山も登ってしまおうかと考えていたのですが、諦めて湯ノ丸山だけ登ることにしました。

分岐から北へ伸びるトレースを辿って坂道を登ります。樹冠の上に青空が綺麗に広がっています。やがてつつじ平に到着、「鐘の塔」がある分岐点です。ここまでは、スキー場の第1ロマンスリフトを利用して、楽に登ってくることも出来ますよ。

 ☆山頂までは、景色を楽しみながらゆっくり登る

鐘の塔の分岐点から山頂まではほぼ一直線。正面には「南峰」と「北峰」がよく見えます。ここからは丸いドーム型の湯ノ丸山の全容を眺めながらの登山になります。　雪が深いので、残っている足跡を辿りながら登りますが、きつい斜面なのに、みなさんほぼ真っ直ぐに登っているようで、これがけっこう疲れます。（笑）

ここは周囲の景色が素晴らしいので、休憩を入れながらのんびりと登るのが良いですね。晴れていれば、風も無く、日差しがとても心地良いですよ。

☆湯ノ丸山「南峰山頂」に到着

 山頂付近まで来ると、ちょっと風が出てきて足元の雪も締まってきました。これまで深かった雪が少なくなり、ガレ場の石が所々に見える山頂に到着です。

山頂からまず正面に見えるのが「烏帽子岳」です。上田の街から見上げるのと同じ、綺麗な三角形が二つ並んだ姿、白い烏帽子、いいですね！そして烏帽子の向こうに広がるのは北アルプスの山並み、さらに、南を見ると八ヶ岳、遠くには富士山が良く見えます。

北側には「北峰」があります。コーヒーを飲んでちょっと休憩したところで、この北峰に向かって歩いてみました。山の上は広くて、南峰と北峰の間は緩やかなアップダウン。途中の斜面にはちょっと小さな「スノーモンスター」が並んでいます。　北峰の山頂からは目の前に「四阿山」と「根子岳」が見えます。また、振り返ると湯の丸スキー場の斜面の向こうに白い噴煙を上げる「浅間山」も良く見えました。３６０度の大パノラマですね！

 ☆新雪を楽しみながら下山

晴れていても、やっぱり山頂は風が強くてちょっと寒い･･･冷える前に下山です。

登ってくる時はトレースを辿るのが楽ですが、下りはフカフカ雪の上を滑るように降りるのも、スノーシューの楽しみのひとつ。木々の間を縫うように、小動物の足跡を追ってみたり、山の斜面を自由に歩いて降りました。　途中で休憩する「山ガール」とも会いました。そういえば、この日の登山者は女性の方が多かったような気がします。

 さて、登り坂はちょっと疲れましたが、青い空と一面に広がる雪原の眺めに癒された「湯ノ丸山」登山。標高2000m超えの山頂まで、気軽に登れる冬山として人気があるようです。　次は「烏帽子岳」も登ってみたいです･･･小烏帽子と烏帽子の間の緩やかな稜線歩きはきっと気持ちよいだろうな～！

 ＜湯の丸スキー場周辺の情報はこちらのHPをご覧ください。＞

http://www.yunomaru.co.jp/