2021.08.06 [ 職員のみつけた情報コーナー歴史自然・花便り ]
信濃国分寺のハスの花と蘇民将来
こんにちは、東信県税事務所上田事務所のエフ5.6です。
商工観光課のオーさんに勧められて、わたしも信濃国分寺のハスの花を見にいってきました。
2021年7月22日の画像になります。このころが一番花の盛りなのかもしれません。
8月5日現在ではかなり花は散ってしまいました。
信濃国分寺といえば、上田周辺の人にとっては1月7日夜から8日にかけての八日堂縁日に、蘇民将来(そみんしょうらい)と呼ばれる六角柱の護符を買いに行くところですね。
下の画像は信濃国分寺にあるものです。1月7日の夜はこの漢字で書かれた蘇民将来とダルマを買いに行く日ですね。
1月8日の朝は、絵入りの蘇民将来も売られます。数が少ないのですぐに売り切れてしまいます。
下の画像はわが家にある蘇民将来です。七福神やダルマ、鯛などといったの縁起のいい絵が描かれています。
絵入りの蘇民将来は、絵蘇民ともいわれます。書く人によって絵の印象がずいぶんと違うのが魅力ですね。
この蘇民将来、紙の解説書が一枚付いてくるのですが文章が難しくて、お恥ずかしいことにどんな言われなのかよく理解できていませんでした。それが、たまたま「茅の輪」の由来を調べていたら蘇民将来の名前が出てきたので驚きました。てっきり六角柱の護符とばかり思いこんでいたものでまさか人の名前であったとは知りませんでした。
茅の輪(ちのわ)とは、神社で6月の中旬ごろに置かれる下の画像のものです。これは真田神社の茅の輪です。
こちらは生島足島神社の茅の輪です。大きな輪になっていて、この輪をくぐると厄が払えるというものです。くぐり方は各神社によっていろいろ作法があるようですね。
この茅の輪の由来には話があって、スサノオノミコトが旅に出たときに宿を借りようと思い、裕福な家である巨旦将来(こたんしょうらい)を訪ねたのですが冷たく断られ、代わりに巨旦将来の兄である蘇民将来が快く泊め、アワ飯まで振る舞いました。スサノオノミコトは感激して蘇民将来に災厄を払う茅の輪を与えたというものです。与えられた茅の輪は腰につける(相撲力士のまわしのようなもの)らしく、常時身に着けているのは大変なので、大きな輪にしてそこをくぐり抜ければ厄を払えると変化したようです。(この話は所説いろいろなバリエーションがあります)
さて、信濃国分寺にもどります。日本遺産に選ばれていることはすでにご存じのことと思います。
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