「上小（じょうしょう）地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか？「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の２市１町１村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

2013.03.24　［職員のみつけた情報コーナー食文化］

上小地域の美味なピザ　その５

上小地方事務所のＦ森です。

上小地域のおいしいピザ屋さんの紹介の５回目です。前回までのピザ屋さんはこちらです。その１　その２　その３　その４

　まずは、私たちの上田合同庁舎から北へ歩いて５～６分のところにあるイタリアンレストランの「ポポラーレ」。英語ではポピュラー。大衆的なといった意味合いを持たせているんでしょうか。時々ランチに伺います。女性客が多いですね。この日も、１０人ほどのお客さんは、私以外はすべて女性。
オーダーしたのは「スモークチキンときのこの味噌ソースピザ」。トマトソースではなく生地に味噌が塗ってあります。刻みねぎもパラパラっとかけてあります。ピザのランチメニューは４種類あり、トマトソースのもあれば「しらすと油揚げの海苔ソース」なんてのもあり、「和」も意識しているんだなあと思いました。味噌とチーズって合いますよねえ。長和町の「長門牧場」では、「味噌チーズ」というものを商品化し、人気になっています。東御市の「アトリエ・ド・フロマージュ」にも、「味噌チーズ」や「茶チーズ」「粕チーズ」なんていうのがあります。
ここのピザの生地は、強力粉と全粒粉（小麦の胚乳だけでなく胚芽や表皮も粉にしている）を混ぜているそうです。それにローズマリーの粉を少し入れてあるとか。普通は、強力粉だけとか、強力粉に薄力粉を混ぜていますが、こだわりですね。全粒粉が入っているのでモチモチっていう感じにはなりませんが、縁はカリカリしていて私好み。生地自体も味があっておいしいです。

　次は、上田市丸子の「プティ・ラパン」です。しなの鉄道の大屋駅から南にちょっと行ったところにあります。「スパゲティ専門店」とお店の看板に書いてありますが、ここは、７０種類以上のスパゲティのメニューがあります。でも、ここのピザもおいしいんです。これも種類があって、トマトソースやホワイトソース、トマトクリームソースといったソースごとに乗せる具が３韓種類あります。
この日は、「トマトクリームソースの若どりとキノコ」をオーダー。トマトクリームソースってなんなんだろうと思ったら、ホワイトソースを生地に塗った上にトマトソースがかかり、その上に具とチーズが乗っています。言ってみればグラタンですね。初めて食べたソースですが、これがとてもおいしいです。トマトの酸味とホワイトソースの滑らかさ、甘さが合っていますし、そこにとろけたチーズですから。今度、自分でもやってみようと思いました。カロリーは高そうだけど。生地は縁が厚いナポリ風。厚みのあるピザによくあるモチモチ感やパンの感触ではなく、サクッとしています。縁の何も付いていないところだけを食べても、食感も味もいいです。チーズもたっぷりあって、たいへん満足しました。

　最後は、上田市の高台にある「壷屋」です。信州国際音楽村という、屋内と屋外のホールなどを持つ施設の中にあります。スペイン料理とイタリア料理をいただくことができます。壷屋は、元は別所温泉の近くにあって、パエリアなどスペイン料理が主のレストランでした。今の場所には姉妹店の「杉屋」というお店があって、イタリア料理を出していました。この２つが合体して、両方の料理を出すお店になりました。
私は、ここのパエリアも大好きですが（この辺のお店ではなかなかお目にかかれない料理です）、
パスタやピザも好きです。ピザは、「きまぐれピザ」。
この日は、ベーコンにたまねぎ、ピーマン、シメジが乗っています。魚介類などその日によって違います。生地は縁まで薄いです。パリパリ感があり、我が家で作るのと似たような感じです（こちらのブログをご覧ください）。大きさは、直径３０ｃｍ。生地が薄いので、一人でも十分いただけます。高台から下に広がる丸子方面の街並みや山々を眺めながらいただく料理は、よりおいしく感じます。