じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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平安貴族の遊び 「蹴鞠」の実演を見てきました

地域政策課のYです。


 生まれてこのかた五十有余年。未だ見たことのない蹴鞠(けまり)」の実演がこの上田市で行われると聞いて、行ってきました。
場所は、上田市から青木村に通じる国道143号線を行って、すこし脇道に入った青木村との境に近いところ。ここに、蹴鞠美術館というのがあって、その隣が会場の「蹴鞠道場」です。

蹴鞠は、大和朝廷の頃中国から伝わったそうですが、平安時代に貴族が盛んに行うようになり、鎌倉時代から江戸時代には、武士や庶民も行ったと、ネットで調べたら書いてありました。衣装や「競技」というには優美な感じのプレースタイルからは、やっぱり平安貴族の遊びという印象が私としては強いですね。

蹴鞠道場に行くと、水干(すいかん)と呼ばれる着物に袴、頭には烏帽子をかぶった人たちが十数人。丸く輪になって鞠を蹴っていました。

鞠は、これもネット情報だと鹿の皮で作られたものとか。ここで使われているのは、まん丸と言うより少し円筒形。鞠を持っている人がそれをまず蹴って、落ちてくる鞠の近くにいる人が下に落とさないようまた蹴る。それを続けていくんですね。難しそうです。中には初めてと思われる方もいて、なかなかうまく蹴れません。それはそうでしょうねえ。まん丸じゃないし、弾力も普通のサッカーボールやバレーボールとは全然違いそうだし。

でも、おもしろいものを拝見できました。長野県でもそうそうは見ることができないでしょう。テレビ局の取材も来ていました。

 「蹴鞠美術館」は、江戸時代から続く旧家の方が20年ほど前に造られたそうです。この日は美術館には入れませんでしたが、鞠や装束、古文書など2000点もの資料があるとのこと。個人の方がこれだけの美術館をお持ちとは驚きです。予約すれば見せていただけるそうです。県内の文化施設や文化財を数多く紹介している「八十二文化財団」にも登録されています。

↓↓↓ 美術館の場所はこちら ↓↓↓


蹴鞠美術館
住所:上田市越戸533
電話:0268-31-3468
地図:

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