「上小（じょうしょう）地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか？「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の２市１町１村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

2013.06.15　［職員のみつけた情報コーナー食文化］

上小地域のおいしいカレー（１）

地域政策課のＹです。

じょうしょう気流では、上小地域のおいしいラーメンやピザ、あんかけ焼きそばなどのご紹介をしてきました。今度は、みんな大好き「カレー」シリーズです。カレーにも、インドカレーや欧風のカレー、タイカレーなどいろいろな種類があります。上小地域には、これらのおいしい店がたくさんありますので、できるだけ回ってレポートします。

　記念すべき最初の店は、やはりここでしょう。上田市の老舗と言えるカレー屋さん「べんがる」。開業は昭和３９年（１９６４年）だとか。東京オリンピックの年ですよ。もう５０年近く。場所は、海野町商店街からちょっと袋町方面に入ったところ。あんかけ焼きそばの「福昇亭」がはす向かいにあります（福昇亭についてはこちらのブログをどうぞ）。

ここでは、ポークとビーフ、チキンを中心とした各種カレーと、ナポリタンやステーキ、豚肉のしょうが焼きなど他の洋食系メニューもあります。この日は、代表的なカレーのその名も「べんがるカリー」を頼みました。辛口のビーフカレーです。
コールスローサラダにコーンポタージュと、グラスに入った「ミソスープ」。具は入っていませんが味噌汁です。しじみの味がするので、それでダシをとっているんでしょう。
カレーは、カレーポットに入って出てきます。昔、レストランでカレーを頼むとよく出てきましたよね。粉チーズが乗っています。カレーは辛いです。でも、食べてすぐ「辛い！！」っていうんではなく、食べるにしたがってじんわり汗が出てくる感じ。チーズが辛さをマイルドにしてくれてもいます。ちょっと酸味を感じます。具は、ゴロゴロというよりゴロンゴロンという感じでたくさん入った柔らかい一口大の牛肉の塊りに、玉ねぎとピーマンのスライス。スープはいいものでだしをとってる感じ。さすがにおいしいです。

食後にはミルクティーが出てきました。
私の連れ合いが、この店から市役所方面に行ったところの高校に通っていた頃、テストが終わるとこの店に来ていたとのこと。「高校生の分際で贅沢な！」と思うようなちょっとハイレベルのカレーでした。

　老舗に続いてご紹介するのは、昨年（平成２４年）にできたばかりの店です。タイ料理の店「ＳＩＡＭ（サヤーム）」です。信州大学繊維学部から旧北国街道を鷹匠町方面に少し行って左に曲がったところにあります。常田地籍ですね。
ここは、タイ料理ならなんでもあるのではないかというくらいメニューが豊富。でも、カレーの取材なので、「グリーンカレー」を注文。メニューには「ゲーンキョワーン」と書いてありました。タイカレーでは、レッドカレーとか、イエローカレーとかありますが、グリーンカレーは辛いですよね。緑色のハーブを使っているのでグリーンになるんだそうです。この店のもとっても辛いです。タイカレーはトロミはないですよね。「ゲーン」というのは汁物を意味するのだそうですが、スープを出されてまだ熱々のときにスプーンで食べたら、思わずむせてしまいました。とにかく辛いです。でも、ご飯にスープをかけて一緒に食べたら、これがおいしいんです。自分でもグリーンカレー用の食材がセットになっているものを買ってきてよく作りますが、ぜんぜんおいしさのレベルが違う。魚介系が得意でない私は、ナンプラーがきついのも駄目ですが、ここのはナンプラーの香りすら上品に感じます。スープに入っている具材は、鶏肉、ナス、パプリカなど。ご飯は「長粒種」。いいですね。家でも、「タイの香り米」というのを通販で買って、カレーやチャーハンのときは必ず使っていますが、タイカレーは特によく合います。
別の日にタイの焼きそば「パッタイ」を頼みました。辛くはありません。エビや桜えびにいり卵、野菜ではモヤシ、ニラが入っています。どんな調味料で味付けしているのかはわかりませんが、おいしいです。麺は極細です。米粉のビーフンでしょうかね。
ほかにもチャーハンやラーメンなど、どんな味かしらと楽しみなメニューがいっぱい。いつ行こうかなあ。