2013.08.04 [ 職員のみつけた情報コーナー自然・花便り ]
霊泉寺温泉の謎(2)-稚児ヶ淵-
釣りバカONOちゃんです。
霊泉寺温泉で、開かずの門など謎を探検して帰ろうと下って行ったら、さらに謎を見つけてしまいました。
それが「稚児ヶ淵」というもの。
どこが不思議かというと・・・
丸く岩をえぐるように、上下に2つ淵があるのです。
水面を見ていると、中央に向かって徐々にエメラルドグリーンの色を増し、引き込まれるような感覚に陥ります。
淵の近くに看板が立っていて、それによるとには次のような民話が残されているそうで・・・
昔、霊泉寺のお稚児さん(お寺の小僧さん)がこの池の淵で美しい娘に会うて、もう夢中になってしもうた。和尚は、あの娘は魔物だから会うてはならぬ、と悟したが聞き入れず、ある日、お稚児さんは、この淵まで娘に会いに来て、池の中から手招きしているのを見て、迷わず池に飛び込んでしもうた。
それ以来、村人たちは、この淵を「稚児ヶ淵」と呼ぶようになったそうな。
なるほど、分かるような気がします。
でも、この美しい娘って・・・前のブログで書いた平維茂が退治した鬼女?
実は生きてこの地に住んでいたのでは?
などと、考え込んでしまいました。
ここから、15分ほど遊歩道で歩いて霊泉寺温泉に行けるようです。
歩いてみたら、あなたも美しい娘に会うことができるかも・・・
PS:この淵、何でも「ポットホール」と呼ばれる、珍しい侵食地形だそうです。しかも2つ連続するのは大変珍しいとか・・・
所在地:長野県上田市平井(霊泉寺温泉に向かう道沿いの小さな橋が目印です)
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