2014.08.08 [ 建築課 ]
上田合同庁舎耐震改修工事見学会が開催されました!(その2)
建築課のコナンです。
前回に引き続き上田合同庁舎耐震改修工事見学会の様子をレポートします。
これは鉄筋アンカーを固定するための穴です。
柱や梁のコンクリートの内部には主筋やせん断補強筋といった鉄筋が入り組んでおり、穿孔時に鉄筋に当たってしまうとドリルが進まなくなりますので事前にコンクリート内部の鉄筋の位置を鉄筋探査により調査を行い、鉄筋位置を避けて穿孔作業を行います。
打ち込みが終わった鉄筋アンカーです。
打ち込み完了後、引抜試験やテストハンマーによる打音試験を行い、確実に打ち込まれているかの最終確認を行います。
外壁面に設置された鉄骨ブレースです。
一基当たり150~200トン位(乗用車のクラウン約100台をぶら下げても壊れない!)の地震力に耐えることが出来ます。
上田合同庁舎は震災時に県の災害拠点施設として災害復旧活動が行われますが、道路に埋設されている下水道本管が損傷するとトイレなどの水回りの下水が流れなくなり、災害復旧活動に支障が出るため、敷地内のかつての浄化槽(地下タンク)を利用して、一時的に建物からの下水を貯める方式を採用しています。
写真では分かりませんが、この地下部分にコンクリート製の水槽が埋設されています。
建物内に設置された上田合同庁舎専用の非常用発電装置です。
商用電源が停電した場合でも1分以内に非常用発電機が起動し、平常時の30パーセント分の電力を無給油で3日間連続して発電することが出来ます。(燃料を補給しながら1週間以上連続稼働できる性能があります。)
県では平成27年度末までに、災害拠点施設等の県有施設について耐震化を完了することを目標とし、耐震改修工事等を進めています。
県で進めている耐震改修工事の概要はこちらでご覧になることができます。
http://www.pref.nagano.lg.jp/shisetsu/kensei/soshiki/soshiki/kencho/shisetsu/index.html
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