2013.08.13 [ 職員のみつけた情報コーナー ]
鹿教湯温泉の魅力(1) 最初はやっぱり露天風呂
商工観光課のF1号です。
上田市の南西部にある「鹿教湯温泉」。「かけゆ」と読みますが、その昔、鹿に姿を変えた文殊菩薩が、信仰心の深い漁師に怪我や病気に効くお湯の場所を教えた ということから付いた名前です。
ここには、温泉旅館も多くありますが、それ以外にも良い所がたくさんあります。ということで、鹿教湯温泉の魅力をシリーズでご紹介します。
最初は、やっぱり温泉。外湯の「文殊の湯」です。ここは、鹿教湯温泉の原点とも言えるところで、かつて旅館にお風呂がなかった時代、「大湯」として全ての人が入っていた共同浴場でした。今は、日帰り客の方にも楽しめる外湯となっており、平成になって建物も新しくなりました。
ここには、露天風呂があります。内山川の渓流をすぐ下に見下ろせるようになっています。決して大きくはありませんが、一人で静かに川の流れる音を聴いていると、心が落ち着きます。
屋内にももちろんお風呂があります。癖のないお湯というか、ほとんど匂いもしません。単純温泉で、5つの源泉から湧き出る高温のお湯を混合し湯もみしたものとか。気持ちいいです。
次は、文殊の湯のすぐ横にある「五台橋」。内山川に架かる橋で、屋根が付いています。現世と神の世界を結ぶ橋なんだそうです。そうしたいわれがあるからなのか、毎年暮れになるとこの橋を中心に「氷灯篭 夢祈願」というイベントが行われます。氷で作った無数の灯ろうを橋や文殊堂に向かう階段などに置き、毎日夕方灯を点す催し(こちらのブログで紹介しています)。いろいろな願い事を祈願しながら点灯します。
次は「文殊堂」です。内山川沿いの小道から46段の石段を登ると、立派なお堂が目の前に現れます。県宝に指定されています。平安時代に行基が文殊菩薩を彫り、その弟子がこの地にお堂を建てて安置したとのこと。「日本三大文殊」の一つとも称されているそう。現在の建物は、江戸時代元禄年間のものです。漁師に温泉を教えたのが文殊菩薩ですから、関係が深いんですね。天井には龍の絵が描かれています。
文殊堂のすぐ近くにあるのが「薬師堂」。文殊堂と比べると小さなお堂ですが、薬師如来が安置されています。病気にいいとされる鹿教湯温泉に合っていますね。両脇には、薬師如来と比較すると大きな仁王様が置かれています。昔、病気が流行ったときに運び込まれたものだそうです。五台橋のすぐ横の石段を登ると林の中に茅葺のお堂があります。その横にはたくさんの石仏。手を合わせて自分と家族の健康を祈ります。
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文殊の湯
住所:上田市鹿教湯温泉1369-1
電話:0268-44-2288
地図:
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