2013.10.13 [ 職員のみつけた情報コーナー食文化 ]
蕎麦を食べながら北国街道を歩く 前半 追分から小諸まで
上小地方事務所のF森です。
10月5日の土曜日、軽井沢町の追分から東御市の田中まで約23km歩くイベントが開催されました。小諸市観光協会の主催なんですが、道々、各種蕎麦料理をいただけるというユニークなイベントで、佐久地方事務所管内にもかかわらず、しなの鉄道で信濃追分駅までやってきました。
今回のイベントは、「小諸城・北国街道400年祭り」の一環で、上田城主にもなった仙石秀久がお城の大手門を創建して400年になったのを記念したもの。城跡は、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」で初っ端に出てくる「小諸なる古城のほとり」として出てきますね。今は「懐古園」として多くの観光客がおいでになります。この次の日には、信州上田鉄砲隊も参加した武者行列が行われました。佐久地方事務所のブログ「佐久っと通信」で紹介されています(こちらです)。
武者行列は晴天だったのですが、ウォーキングイベント「蕎麦グルメ北国街道ウォーキング」は雨模様。でも、百人以上の方が参加されました。
「追分宿」は、江戸から来ると、中仙道と北国街道の分岐点。北国街道とすれば出発点です。
徳川秀忠公(鎧兜を身に付けた方)に見送られてスタートすると、標高千メートルを超える追分宿では、紅葉も始まっています。
しばらく国道18号線の歩道を歩いて、御代田町に入ったところで、国道の脇を走っている北国街道に戻ると、「馬瀬口」という地籍です。ここで休憩。「蕎麦おやき」と蕎麦茶をいただきます。おやきは、小諸の蕎麦屋「丁子庵」のもの。昨年別のウォーキングイベントの出発前にも食べたものです。中味は野沢菜。皮が厚く見えますが、柔らかくておいしかったです。「明治天皇御小休所」という石碑が建っている旧家も通り沿いにあります。
「平原宿」の手前に「平原宿一里塚跡」。観音様でしょうか石に彫られたものもあります。平原宿では「蕎麦雑炊」をご馳走になりました。豚肉や野菜の煮物、まあ言ってみれば豚汁の中に蕎麦の実が入っています。歩き始めて10km近く。塩分も摂らなければ。
平原から街道沿いを行くと、小諸市に入ってきます。「与良」という地区の交流館で蕎麦券をもらいます。指定された店に行ってざる蕎麦がいただけるんです。指定されたのは、懐古園の中にある蕎麦屋さん。懐古園の門をくぐってお店に直行。
「山城館」という名前のお店。懐古園の門から城壁など城跡の風情を楽しみながら中を散策しているとありました。こういうところにある蕎麦屋さんてなかなかないですよねえ。ざる蕎麦はもちろん手打ち。気持ち太めですが、のしの厚みは標準的でしょうか。甘めのつゆでした。
ここで一休みして、これからもう一度気合を入れなおして田中に向かいます。以下は次号で報告します。いよいよ当地方事務所管内の東御市に入っていきます。
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