じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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官兵衛・富士山・孫悟空—- 長和町の「おたや祭り」

 農政課のパタリロ・マミネール3世Jrです。

 毎年1月14日と15日は、長和町の古町という地区にある豊受大神宮(とようけだいじんぐう)で、例祭おたや祭りが行われます。
 お宮は、伊勢神宮の系列で、昔、伊勢神宮の神職が地方に出かけたときの宿舎を「御田屋」又は「御旅屋」と呼んだことから、それがお祭りの名前になったとか。お客のある家庭は、この日を年始とするのだということです。それで、お宮の入口には「厄除歳取」と出ているのでしょうか。また、このお祭りは「五穀豊穣」を願うものでもあります。
 このお祭りの最大の見所は山車。車が付いて動き回るものではなく、地区内の5箇所に、昔話や戦いの場面を再現したもの。地域の方々が毎年手作りしてます。
 上宿という地区の山車は天女の羽衣。昨年、富士山が世界遺産登録されたことから、「三保の松原」にある羽衣伝説を題材にしたのでしょう。

 大神宮は、昨年「式年遷宮」が行われました。伊勢神宮と同じで20年に一度です。奉祝祭の様子をこちらのブログで紹介しています。

 中町の山車は暴れん坊将軍。白馬に乗った徳川吉宗が悪代官や悪商人をこらしめる場面。将軍の横には大岡越前が座っています。
 上中町は三蔵法師と弟子達の旅。馬に乗って天竺に向かう三蔵法師に、おなじみの弟子、孫悟空や猪八戒、沙悟浄。

 桜町の山車は軍師官兵衛。戦国時代の武将黒田官兵衛が、羽柴秀吉の軍師として小牧・長久手の戦いで徳川家康と戦う場面。今年のNHKの大河ドラマの主人公ですから。この次戦国時代物をやるときは、歴女の人気一番の幸村など「真田三代」をテーマにしてほしいですね。
 大神宮の社務所の前に作られているのは、下町・藤見町の佐倉惣五郎 甚兵衛渡しの場。下総の国の義民佐倉惣五郎が、重い年貢に耐えかねて将軍に直訴に向かう際、妻子に別れを告げる場面。

 一方、社務所の中では神主さんにお祓いをしてもらっています。もちろん私めも。中学生の巫女さんによる「浦安の舞」も披露されました。

 古町の通りでは、屋台が道の両側に連なって出ています。唐揚やたこ焼き、綿あめなど子供たちが大好きな食べ物のほか、だるまも売られています。
 お宮の境内では、そんな縁起物の商談が整うと三々七拍子。社務所でお祓いをやってもらっている間に「お手を拝借、よ~おパチパチ」がしきりに聞こえましたから、売り上げも上々だったでしょう。

 帰りに通りを歩いていたら、「厄除けまんじゅう」を発見。もちろんお土産に買いました。ついでに、横にあった「くるみ大福」も。「おたや祭り参拝みやげ」とあれば買わないわけにはいきません。あした職場の皆さんでいただきましょう。ご利益がありますように。

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